「火鉢cafe 桃と黒」
リニューアル前
シンコール(株)名古屋本社は、椙山女学園大学・川野研究室(生活科学部生活環境デザイン学科 川野紀江准教授)と犬山市に拠点をおく人力車の運行会社・(株)遊猿地(愛知県犬山市)との共同企画に参画、地域で活用されない空き家をリノベーションすることに取り組んだ。空き家は「火鉢cafe 桃と黒」に生まれ変わり、さる2月6日にオープンした。
同物件は、犬山市の旧商店街にある築60年以上経過した建物を(株)ライオットエンターテイメントが買上げたもの。今回の企画は、その空き家を地域の人々の憩い場とするべく(株)遊猿地と椙山女学園大学・川野研究室が共同で計画したものである。
川野研究室では、一昨年、(株)遊猿地との第1弾企画として、犬山の「桃太郎神社」にあるコンクリート像をモチーフにしたお土産制作プロジェクトを実施。さらに第2弾として「三光稲荷神社」のライトアップイベント企画を昨年8月に実施した。今回の企画は第3弾となる。
シンコール(株)名古屋本社は、川野研究室の学生たちと協力して内装デザイン計画全体を手掛けた。ファザード・カウンター仕上げ、壁紙・床材選定、そして実際のクロス施工・シート貼りまでを指導のもと行い完成させた。学生からは「完成に近づくにつれ達成感と嬉しさがあった」との感想があげられた。
犬山市は、全国の地方自治体と同様に、人口減少の傾向にあり少子高齢化は避けられない。「空き家利活用を通じたまちづくり」は地方自治体の課題としてもクローズアップされおり、同社では、引き続き椙山女学園大学、(株)遊猿地と協力して犬山市の空き家の利活用を通じた地域活性化に貢献していくとしている。
リニューアル工事の模様
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