YKK AP(株)は、全国の住宅事業者を対象に、中古住宅の「断熱性能」「耐震性能」を向上したリノベ―ション事例を募集する「性能向上リノベ デザインアワード」を初開催、8月10日〜12月20日の期間で事例を募集する。
YKKAPは「古くなった建物に新築以上の価値をあたえる」をコンセプトに、開口部の「断熱性能」と「耐震性能」の向上を軸に、「安全・安心」「健康・快適・省エネ」な住宅を提供する性能向上リノベーションの普及促進を図ってきた。2017年から全国各地のリノベーション事業者と共働し、実物件で性能向上リノベーションを実証する「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」を開始し、これまで17物件を公開してきた。そして2021年には、実証プロジェクトで蓄積された知見やノウハウを基に「性能向上リノベの会」を発足した。
これらの取り組みを進める一方で、時代の変化とともに暮らし方や働き方の多様性が広がり、住まい選びにおいてもさまざまな価値観が生まれている。その中でも、立地の良さやコストパフォーマンスが魅力的な「中古物件」と、自分らしくカスタマイズできる「リノベーション」の掛け合わせが注目され需要が高まっている。
このような背景から、同社では、理想のライフスタイルや暮らしを実現する「性能向上リノベーション」の実例を募集し、広く周知することを目的に「性能向上リノベ デザインアワード」を開催する。
初開催となる今回のテーマは「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」。実物件のリノベーション内容を多様な視点で評価し、特に「断熱」と「耐震」の性能向上を実現したプロセスに注目することにより優れた事例を選定する。
専用サイトではエントリー事例を公開し、だれでも投票できる一般投票、および8つの評価視点によりノミネート作品を選出、最終選考会にて選考委員によりグランプリほか各賞を選出する。
エントリー対象は、2020年1月1日~2022年12月31日の間に完成した断熱もしくは耐震の性能向上をしたリノベーション物件(戸建/マンション)。応募資格はリフォーム・リノベーション事業者、工務店、設計事務所、不動産事業者、ビルダー、ハウスメーカーなど。
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