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リノベーション

2017年4月7日
グローバルエージェンツ 清澄白河に36棟目のソーシャルアパートメント


外観

 シェアハウスでも通常の賃貸住宅でもない、充実したラウンジやワークスペースなどを併設し、入居者どうしのコミュニティ形成が可能な隣人交流型賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」を展開する(株)グローバルエージェンツ(山崎剛社長)は、いま高感度な人たちが集まる、東京都江東区の清澄白河エリアに地域住民も利用できる、コインランドリーとカフェを併設した「WORLD NEIGHBORS KIYOSUMI-SHIRAKAWA」(全134室)をオープンした。

 「ソーシャルアパートメント」として36棟目(累計約2000室)に当たる同物件は、東京都現代美術館、木場公園に隣接する場所に、バブル時代の1992年に建設され、企業の寮として一括借上されていた地上10階建ての賃貸マンションをリノベーションしたもの。全体のリノベーション費用は総額2億円。


共用のラウンジとキッチン


10階のバースペース


民泊新法施行を視野にフロント

 専有部は1K(19平米)でバス・トイレ付き。賃料は84000〜110000円。最多賃料帯は、94000円(管理費13000円別途、電気代実費、インターネット無料)。なお、賃料には月5000円分のカフェ利用料と、月2回の洗濯代行サービスが特典として含まれる。今回「ソーシャルアパートメント」に、入居者専用の洗濯機と別に、高性能な輸入大型業務用洗濯機があるランドリー「Sooo Liquid」を併設した狙いについて、同社では、退屈で孤独な洗濯の待ち時間を、他の居住者や地域と交流する、カフェやラウンジなど共用部に集まり、クリエイティブな時間にしてもらうべく仕掛けたとしている。ちなみにカフェ「WORLD NEIGHBORS CAFE」では、具材にアレンジを加えたホットサンドにヘルシーなサワーで非日常感を演出している。

 さらに、この物件では、家具付きマンスリー契約も可能で、近い将来の民泊新法施行を視野に、エントランスに初めてフロントを開設したのも大きなポイントである。集客については、年間問い合わせ7000人を誇る自社ポータルサイトのみで、外部のメディアには情報を出していないが、20~30代前半の社会人をメインに、平均稼働率93%となっているとのこと。今回の物件については、134室のうち100室が既に契約済みで、うち2割が外国人であるとのことだ。

 なお、(株)グローバルエージェンツは、山崎社長が2005年に、東京工業大学在学中に起業。外資系金融機関勤務を経て、2009年に同社の代表取締役に再就任してから本格展開され、現在資本金3100万円、従業員数200名。2017年3月期は売上高25億円の見込み。昨今はホテル事業も展開、東京・根津、沖縄に次いで、札幌市に「UNWIND HOTEL & BAR 」を開業したばかりで、今後、京都でも開業する予定であるとのこと。同社では、今後の目標は、2020年3月期に売上高100億円、運営戸数4000室を目指している。

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