堅氷(KENPYO:TKR-3912)
和紙をつまみ染色して広げる
また「堅氷(KENPYO)」は、和紙をつまんで形をつくり、その上部に色をつけて広げることで割れた氷のような表情になります。今まで、46センチ角の加工が限界と決めつけていたサイズを46×92センチの大判で製作したい、という提案が実現しました。それにより氷が大きな湖面に広がるような壮大なデザインとなりました。
防火認定についても、従来は不燃を重視してきましたが、技法によっては準不燃を取得するという判断をしました。和紙を絞りシワ加工をしてから染色すると、その部分が濃く染まり表情がとても豊かになります。そのぶん厚みが生じるため準不燃となりますが、「花筏(HANAIKADA)」のようなとても上品な壁紙となりました。カラーも「KOZO」は自然素材ということもあって、これまで土色のようなアースカラーが多かったのですが、「青谷(AOYA)」においてブルーグレーがでてきたのも、創作活動の経験によるところでしょう。
このように、これまでにはない日本の技術力を最大限に活かしたコレクションに仕上がりました。カタログやデジタルブックも用意していますが、それだけではこの素晴らしさが伝えきれないと考えています。まずは、ショールームにお越しいただき、その空間や大判サンプルをご体感ください。
花筏(HANAIKADA:TKR-3921)
青谷(AOYA:TKR-3918)
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