オンラインインテリアビジネスニュース

ログイン・登録 PC版

本紙紙面

2023年12月11日

 ――最後に「Bio -engineered textiles(バイオエンジニアリングテキスタイル)」について。


Bio-engineered textiles

 南村 こちらはまさにハイテクノロジーなカテゴリです。さまざまな最新技術が提示されていますが、メインとなるのが生分解性繊維、いわゆる土に還るテキスタイルです。

 通常、化学繊維は土に還ることはありませんが、最新のテクノロジーによって化学繊維でも生分解性の特性をもつことが可能になってきました。そうした革新的なテキスタイルが提案されます。

 余談ですが、これまでの家具は名作として100年残るデザインを考えてきましたが、これからは100年後には土に還って何も残らないような家具をデザインしなくてはならないとヨーロッパの若い家具デザイナーが話していました。

 そうしたヨーロッパのデザインに対する考え方の変化も感じてもらえればいいなと思います。

 ――カラーについてはいかがでしょうか。


カラーパレットのイメージ

 南村 天然素材中心ですから、やはりカラーは原料そのもののカラーになります。今回はカテゴリごとにカラーパレットを用意するのではなく、サステナブルで「新しい感性」という大きなくくりの中でカラーが設定されているのも特徴です。

 ――この他、見どころがありましたらお聞かせ下さい。

 南村 2020年のトレンドエリアで展開されたフランクリン・ティルによる「FUTURE MATERIALSLIBRARY」が、今回は規模を拡大して行われる予定です。未来の素材、最新のリサイクル技術が多彩に展開されます。これを見るだけでも、ハイムテキスタイルに行く価値があるのではないでしょうか。

 日本にいるだけでは世界の状況を感じとることはできません。これからの日本のテキスタイル業界や市場のためにも、ぜひハイムテキスタイルの会場に足を運んでください。

 ――ありがとうございました。(聞き手:善明剛史)



前へ 1 2 3
戻る


トピックス

本紙紙面

アクセスランキング

  1. 小嶋織物 大阪万博「関西パビリオン 京都ゾーン」に織物壁紙を展示
  2. 川島セルコン オンライン工場見学を8月9日(土)に開催
  3. YKKA AP 「YKK AP技術館」が来館者1万人を達成
  4. トーソー 新しい室内物干し「ランドリーバーLB-1」7/14に新発売
  5. WTP 「第12回 窓装飾プランナー養成講座」オンライン講座配信開始
  6. 2025年5月の新築着工戸数 対前年比34.4%減の4万3237戸
  7. ハンターダグラスジャパン 守屋彰人氏が社長就任
  8. YKK AP 第4回「性能向上リノベ デザインアワード 2025」作品募集
  9. トーソー 間仕切り専用カーテンレール「フロウ」他7/14発売
  10. スミノエ 「Disney HOME SERIES EDITION.11」7/1新発売

IBNからのお知らせ

資料請求・お問い合わせ

©有限会社インテリア情報企画