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2023年12月11日
【ハイムテキスタイル2024 トレンド情報】
植物由来、リサイクル・アップサイクル、生分解性
3つの切り口で新たなテキスタイルの価値を提供

 ――メインテーマ「New Sensitivity(新しい感性)」についてお聞かせください。

 南村 今回のハイムテキスタイルトレンドは、サステナブルという観点では前回からの引き続きですが、より焦点を絞って深く追求した位置づけとなっています。「新しい感性」によって未来のテキスタイルのあり方が提示されるでしょう。

 またマーケティング志向の強さも特徴です。リサイクルインフラや生分解性の研究など、企業の動向や多様性、社会情勢といった世界の動向をもとにトレンドが構築されているイメージです。

 日本でも環境意識が高まりつつありますが、どちらかというとプロモーション視点が強く、まだまだ初期段階のような状況ですが、ヨーロッパ、特にドイツでは環境への危機意識が非常に強く、より現実的な問題となっています。その意味で、マーケットリサーチに基づきつつ、環境性能をさらに高めていこうということだと捉えています。

 ――それでは具体的に3つのカテゴリの解説をお願いします。まずは「Plant-based textiles(植物由来のテキスタイル)」です。


Plant-based textiles

 南村 木や草、麻、ウールといったこれまでの天然素材が環境に優れているのは当たり前のことです。ここでのテーマはそれだけでは追いつかないところまで来ている点です。

 「Plant-based textiles」では、従来の天然素材だけでなく、新たな可能性のある植物由来の天然繊維を探求しようという考え方です。原材料が天然であることで循環もしやすくなります。

 ここでの植物由来の天然繊維には2つのアプローチがあります。1つはサボテン、ジュート、アバカ、海藻など成長が早く回復力のある植物を利用するというものです。もう1つがバナナやオリーブ、柿など食料としての生産時に残った副産物を原料としたテキスタイルです。
 こうした素材の活用はすでに雑貨やアパレルではじまりつつあり、次世代の人たちにとっては、それがインテリアでも当たり前になってくるはずです。このテーマにはとても大きな変化を感じます。


 ――次に「Technological textiles(テクノロジーテキスタイル)」についてお聞かせください。


Technological textiles

 南村 テキスタイルのリサイクルやアップサイクルをテーマにしたカテゴリで、前回の「Make and Remake」を継承したものです。

 当初、名称を見たときはハイテクノロジーなカテゴリだと思いましたが、逆に非常にローテクで、パッチワークやアップリケのような従来のテクニックを活用して循環させようという提案が中心にあると捉えています。

 繊維製品は数10年にわたる生産によって世の中にたくさん存在しています。それを原料としてリサイクル、アップサイクルしていくことが、新品を製造すること以上に大切になってくるはずです。

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