インテリアファーストな設計
多くの住宅メーカーにとって、インテリアは住宅設計に付随するオプションに過ぎない。そのため選択は最後の最後に回されることになり、予算も工期も大きな制約の中で決めていくことになる。それがインテリア業界の発展を阻む障壁にもなっている。
こうした住宅業界の常識の中で、『インテリアファースト』という理念を掲げ、住まう人のライフスタイルに合った、インテリアを主体にした家づくりを行っているのが大坂府堺市の住宅・不動産会社の(有)スタイラスである。
「ハウスメーカーは建物を売るのが主目的ですから、ついでにカーテンや家具をICを使って販売していくというスタイルです。『インテリアファースト』という思想はそれとはまったく異なり、日々の暮らしの中で使うインテリアが一番大切という発想です。例えば、ダイニングテーブルが使いにくければ、それだけで住みにくくなってしまいます。家は単なるハコに過ぎません。幸せに暮らすためには、インテリアありきで家をつくる必要があります」と語るのは、(有)スタイラスにて設計・建築の一切を取り仕切る押村知也氏だ。
この記事は購読者専用記事となります。インテリアビジネスニュースをご購読 いただけますとユーザーID、パスワードを発行いたします。
|
|