深瀬誠子氏
昨今、デザイン性の高い輸入壁紙の人気が高まっているが、とはいえ貼り替えるとなれば大きな工事になるし、そもそも日本人は冒険を好まず無難な色を選んでしまいがちだ。
他方、古来より間仕切りや室内装飾品として重用されてきた屏風は、和室の減少とともにニーズが激減し、今や滅多にお目にかかることはなくなった。
この輸入壁紙のデザイン性と屏風の機能性、装飾性を組み合わせた現代版屏風『BIOMBO』(ポルトガル語で「屏風」の意味)を企画・開発・販売しているのがCORLEOの深瀬誠子氏(東京・日本橋)である。
「きっかけはコロナ禍による生活の変化でした。店舗でも家庭内でも何かしらの『仕切り』が必要な世の中になってきましたが、アクリル板のような無機質なものばかりでした。その中で直感的に思いついたのが『屏風』でした。屏風は観賞用だけでなく機能性にも優れています。この日本の伝統と現代的デザインを融合したのが現代版屏風『BIOMBO』です」と深瀬誠子氏は語る。
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