ベンチ「みんなの虹色ドーナツ」を制作
(株)サンゲツは、(株)乃村工藝社と協働し、「空間」を通じて社会課題の解決を目指す共創プロジェクトを推進、その一環として名古屋市立山吹小学校において、教育空間に焦点を当てた取り組みを実施した。
同プロジェクトは、「空間創造」という共通の事業領域を持つサンゲツグループと乃村工藝社が、ともに社会課題に向き合うべくスタートしたもの。さまざまな分野に関する調査を行う中、現代の教育現場における1つの課題として、子どもたち一人ひとりの主体性や個性を尊重した協働的な学びが推進される一方、教育空間の変化が追いついていない点に着目、協働的な学びというスタイルに適した理想の学校空間の探求を共創テーマとした。
その一環として実施した名古屋市立山吹小学校での取り組みでは、名古屋市立山吹小学校の当時の5年生約120名と理想の学びの空間について考えるワークショップを開催、この成果として子どもたちのアイデアや希望を詰め込んだベンチを制作した。ベンチの座面にはクッション性のある柔らかな素材を使用し、「リラックスしたい」という子どもたちの希望を叶えるとともに、図書室の内装と調和するカラーと柄の椅子生地をコーディネート。円は8つのピースで構成されており自由にレイアウトを変えることができる。ベンチの名称は、児童から寄せられたアイデアの中から「みんなの虹色ドーナツ」に決定した。
ちなみに、ベンチ側面には、サンゲツグループの壁紙メーカー・クレアネイト(株)の紙管約100本を再利用し、座面にはサンゲツの廃番の椅子生地を使用したサステイナブルなベンチとなっている。
11月12日(火)には、同校の図書室にてベンチのお披露目会を実施、ネーミングコンテストの表彰式を行ったほか、紙管や壁紙サンプルといった廃材を活用した工作やアートを紹介した。
「みんなの虹色ドーナツ」の特徴
制作風景
お披露目会
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