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2015年3月12日
「メゾン・エ・オブジェ アジア」がシンガポールで開催

 「メゾン・エ・オブジェ アジア」(会期:3月10日~13日)が、シンガポールのマリーナベイサンズ&コンベンションセンターで開催中である。2年目となる今年は会場を地下に移し、タイルやアロマ、ベッドなども加えパリのダイジェスト版イメージとなった。

<レポート:あみむらまゆみ>


リミックスジャパン

■日本からのチャレンジが健闘
 積水化学工業の子会社、積水成型工業は、アレルバスター(アレルゲンの活性抑制)やカラーの充実でグッドデザイン賞を受賞したミグサ(美草)畳で初出展。電鋳造加工のパイオニアを親会社とするSOLCIONは折り畳み椅子パタットと建材を展示。高度な技術とどんな型にも応じる対応力に、他にないものを求める顧客が関心を示した。
 今治タオルは昨年のホテル関係の引き合いに対応し、上質で洗練の日常品をコンセプトにパリ・シャトーホテルにも採用されるORIM(オリム)を出品、昨年の顧客を丁寧にフォローし続け成約に結びつけている。
 またリミックス・ジャパンでは、意表をついた金箔の床材が登場。20万円/平米と高額ながら、見たことのない商品を求めるハイエンドにヒットし複数の反応を得ている。


マナトレーディング

■カラーで差別化
 燕三条のチームは昨年同様好評で、特に箸やコップが好調。中でもリロンデル鍋(L’hirondelle)は材質と淡いカラーで、上質の日常品を提示するセンソリーのトレンドと見事にミート、競合との差別化がなされ特に好評である。最後に展示品は販売するのかなど早急なニーズも聞かれ、小売店の共同出店などの話題も出ている。
 MANAS(マナトレーディング)は「Time」のHappy momentの質感の良い淡い色物と、究極のスタンダード無彩色が好感された。

■上質な日常
 上質な日常について語るセンソリー・エレメントのセミナーは、立ち見となるなど大人気であった。今治タオルは吸水性が体感できるよう手水を用意し工夫した。これから重視される五感で感じる極上のテイストをどう訴求し体感してもらえるか。目に優しく、伝わる展示が求められている。

 今年のデザイナー、ネリー&フー氏らは古いものに今の上質の日常を吹き込みモダンに再生することを語っているが、上海ベースのステラ・ワークスの創設者、堀氏は彼らをクリエイティブ・ディレクターに迎え、アジア市場へのシフトを受けてブランドとしてのDNA構築を目指す。彼らによるMING CHAIRのカラー・リフレッシュ作品は早速に受賞。この10月には日本初のショップ開設も検討している。アジアから世界に発信する動きがはじまろうとしている。

 なお「メゾン・エ・オブジェ アジア」の詳細は、「インテリアビジネスニュース」(本紙)にて掲載する予定。

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