画像提供:Lemmmart
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大和ハウスグループの(株)コスモスイニシアは、働き方・暮らし方の「多様性」と、建物の「機能性」「快適性」を追求した中規模の新築オフィス・商業ビルの新ブランド『cross-c bldg. (クロスシービル)』の展開を開始。賃貸オフィスビル第1弾となる『クロスシー東日本橋ビル』が中央区東日本橋においてこのほど竣工した。
近年、「働き方改革」や「健康経営の推進」など、労働環境を見直す取り組みが進められてきたことに加え、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響による働き方の多様化により、リモートワークやオンライン会議などの普及が加速度的に進み、オフィス空間の選定基準に変化が見られるようになった。そこで同社では、これまでのビルの在り方(役割)を見直し、つながる“場”をコンセプトとする中規模新築ビルの新ブランド『cross-c bldg.』を立ち上げた。
『cross-c bldg.』(鉄骨造・地上8階建て・8区画、敷地面積455.28平米、延床面積2,438.67 平米)では、ビルに関わるすべての人のことを考えて、(株)Kenmaデザイン監修のもと、「多様性」「機能性」「快適性」を追求した空間デザインとし、リフレッシュや憩いの場としてだけでなく、ミーティングやワークスペースとして利用可能な奥行約3mの大型テラスと、自然換気が可能な全開放できるスライド窓の大開口を設け、密を避けた新たなワークスタイルを支援。屋上にはアクティブレスト仕様のフィットネス空間「kenpa(ケンパ)」を導入、開放的なテラスで適度に体を動かしたり休憩したりとリフレッシュすることが可能である。
また、伸びやかな解放感を演出するための天井高を確保し、1~3階の専有部天井には型枠材と仕上げ材を兼ねた天然木(配筋付き製材型枠・MI デッキ、(1階:トドマツ、2階:カラマツ、3階:スギ)を使用、ほんのりと木のぬくもりや木の香りが感じられ、快適に過ごせるよう工夫しており、型枠材をそのまま天井の仕上げ材として利用することで、廃材を減らし、環境負荷低減も実現。さらには、エントランスの円形パネルにはファブリック素材を採用し、気軽に壁に寄りかかって“ほっと一息つく”ことが出来るようにしたり、荷物を持ったまま手をボタンに近づけるだけで階数の選択ができる、感染症拡大防止対策にも対応した非接触式エレベーターボタンを採用したり。快適性や健康(感染症対策)に配慮したデザインとなっている。
なお、『cross-c bldg.』は、環境に配慮したオフィス空間として、環境省の定める環境認証「ZEB Ready」(Net Zero Energy Building)も取得している。
画像提供:Lemmmart *テラスの家具は賃料に含まれていない
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