モデルルーム
キッチン
エントランス
隣人交流型賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」を展開する(株)グローバルエージェンツは、社会的なホットトピックである「自転車と暮らす」をテーマに、高感度な若いサイクリスト層を想定し、ラウンジに自転車を乗り入れることができる、いままでにない仕掛けを導入した35棟目の物件「NEIGHBORS 二子玉川」(鉄筋コンクリート造4階建て)を、東京・世田谷区にさる5月1日オープン。全75室のうち、体験キャンペーンのためキープしている2戸を除き、リリースから過去最速の1カ月で満室となったという。
「ソーシャルアパートメント」とは、賃貸マンション内にラグジュアリーなラウンジを設置することで、住まう人の自発的なコミュニティ形成を促進させる仕組みを持った新しい共同住宅。従来型のワンルームマンションと、昨今同じく注目を集めているシェアハウスのいいところを取り入れた新しい居住スタイルである。
「NEIGHBORS 二子玉川」は、東急田園都市線・二子玉川駅からバスで10分程度の住宅街に立地。1992年の建築以降、この3月まで大企業の独身寮として使われていた建物をリノベーションしたもの。
「ソーシャルアパートメント」は、既存建物の外装よりも、照明計画やインテリア重視でリノベーションすることが特徴で、この「NEIGHBORS 二子玉川」では、自転車を直接乗り入れることができる共用ラウンジの仕掛けのほかにも、最大15人が着席可能な円形のソファが特徴のシアタースペースは、天吊り型の 120inch電動式スクリーン、サラウンドスピーカー完備。床には体育館の廃材をリユースしたフローリングが施工されている。ほかにも、24時間いつでも利用できるワーキングラウンジや共用の大型キッチン、お酒を片手にビリヤードを楽しめるスペース、ラウンジに併設しBBQも楽しめる屋外テラスなど、共用施設も充実。
他方、居室は全75戸のバス、トイレ、ミニキッチン付のスタンダード1Kタイプ。「交流は楽しく、プライベートはしっかり」。このソーシャルとプライベートの両立がシェアハウスとの大きな違いであるという。
シアタースペース
プレイラウンジ
なお、グローバルエージェンツ社は、山崎社長が東京工業大学4年生の時に起業した会社で、外資系金融機関を退職した後、本格的に事業を推進、現在の従業員数150名、資本金3100万円。本物件を含め首都圏中心に35棟・約2000戸の「ソーシャルアパートメント」、ホテル事業として「HOTEL GRAPHY NEZU 」「ESTINATE HOTEL」を展開。2016年3月期の売上高は17億円。ちなみに集客については、自社ポータルサイトのみであるが、年間7000件の問い合わせがあり、全物件の年間平均稼働率93%を実現。さらに、シェアハウスと違って、友人や恋人を呼べることが「ソーシャルアパートメント」の強みで、入居者どうし、その友人とSNS上のつながりや紹介から入居につながることもあるという。
今後は、2020年までに「ソーシャルアパートメント」直営5000室の展開を目標に、地方や海外への展開を図るとともに、デベロッパーとの戦略的提携を拡大、さらには、他社が手がけた類似物件の運営を継承するなどで、目標の早期達成を目指す。
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