本紙紙面

2024年6月26日配信

【連載 カーペットはすばらしい】日本カーペット工業組合
ダニ対策の“新常識”に注目を

*プレゼント企画あり



最悪ストーリーに注意!

 季節は梅雨。この時期の新聞記事やテレビ情報番組にカーペット業界は神経を尖らせています。ダニの話題が出てくるからです。

 問題となる記事や番組の内容は、おおよそ次のようなストーリーです。「梅雨、夏はダニが増える季節」⇒「ダニの死骸やフンが体内に入るとアレルギー症状を引き起こす」⇒「ダニ対策として、カーペットは敷かないようにしましょう」。

 この最悪な論理展開により、“カーペット嫌い”が量産され、“カーペット離れ”が進んだのではないでしょうか。「損害賠償500億円ぐらいを請求したい」と過激な業界人が言っていましたが、本当にそんな気持ちにもなってしまいます。

「カーペットは敷かない」が削除

 しかし、世の中は変わりました。本コラムでもお知らせしたように、日本小児アレルギー学会発行の喘息治療ガイドラインで、ダニ対策(室内環境整備)として長く掲載されていた「じゅうたん、カーペットは敷かない」という記述が最新版(昨年11月)で削除されたのです。

 この記述は、冒頭で紹介したストーリーの根拠として引用・利用されるケースが過去にありました。今後は普通に考えれば、「カーペットは敷かないようにしましょう」との結論は出てこないはずです。

 今春発行された日本アレルギー学会の「わかりやすいアレルギーの手引き2024年版」でのダニ対策ページをみると、小児アレルギー学会の最新ガイドラインを参考とし、カーペットの「カ」の字も出てきません。

床材種類は関係なし



 では、両学会はどのようなダニ対策を推奨しているのでしょうか。アレルギー学会の「手引き」では、「まずは寝室と寝具の掃除」や「掃除機がけ」などを勧め、小児アレルギー学会のガイドラインでは「床の掃除機がけは少なくとも3日に1回は丁寧に実行」などとしています。床材の種類には全く触れていません。

 こうした“新常識”が多方面に広がり、カーペットへの偏見がなくなっていくことを期待します。と同時に私たちは一歩先に踏み込み、カーペットこそアレルギーの原因物質の舞い上がりを抑え、健康的な空間づくりに力を発揮するものであると主張して参ります。

 詳しくは、「新訂カーペットはすばらしい」の6~7、16~17頁をご覧下さい。(日本カーペット工業組合事務局)

【お知らせ】 
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