
地産地消ホームステージング
リノベーションによる住空間づくりを行う(株)インテリックスホールディングス及び同社グループと、北海道産材を活かした木製家具づくりを行う(株)カンディハウス、空間演出を行う(株)サマンサ・ホームステージングの3社は、それぞれの強みを掛け合わせ、北海道で生産された家具のみを活用する「地産地消ホームステージング」を札幌市北区の物件にて実施した。
この地産地消ホームステージングは、空間演出による物件価値の向上にとどまらず、地域の文化や産業を体感できる住空間を創出する試みで、空室を効率よく売却したい不動産流通の課題、国産家具の魅力発信・販路拡大という地域産業の課題を同時に解決することを目的にしている。従来のホームステージングが「見せ方」による物件価値向上を目的としていたのに対し、今回の取り組みでは、地域の素材や文化を取り入れた空間づくりと、その土地で暮らすイメージの具体化、物件と地域双方への愛着醸成を重視する、ライフスタイル提案型のホームステージングとなっているという。
今回のプロジェクトでは、札幌駅近くに立地する2006年12月竣工(築20年)、104.50平米(3LDK+2W)の物件をリノベーションした「リノヴェックスマンション」の販売にあたり、旭川を拠点とする「カンディハウス」の製品を採用し、100%北海道産家具によるホームステージングを実施し、北海道の木材を活用した家具と、リノベーションで再生された住空間を掛け合わせることで、地域のものづくりを体感できる空間を創出している。また、同プロジェクトでは、単なる家具配置にとどまらず、空間の動線や視線の抜けを整えながら、実際の暮らし方が伝わる演出を行うことで、内見時に「ここでどう暮らすか」を具体的に想像できる空間演出を目指している。
また、不動産物件は家具メーカーにとって、生活空間の中で製品を体感できる「リアルなショールーム」としての役割も持ち、内覧者は家具を展示ではなく暮らしの中で体験できるため、ECや店舗では伝えきれない価値を、生活シーンを通じて具体的に訴求でき、販路拡大やブランド認知向上にも寄与。さらに、地産地消ホームステージングは、地域で生産された資源をその地域の住まいに活用することで、森林や資源循環への関心を高め、長距離輸送に伴う環境負荷の軽減につながるとともに、地域における施工やステージング業務に関わる人材の活躍の場を広げるなど、雇用機会の創出にも寄与。同社では、こうした複合的な価値を持つ取り組みとして、本プロジェクトは持続可能な社会の実現に貢献するものと位置づけているという。

“既存住宅の流通”は、建て替えるよりも、圧倒的に環境負荷が小さい事業です。環境配慮が重視されるこの時代だからこそ、今あるものを活かしていく”リノベーション”そのものの魅力が自然に伝わる時代になってきました。
北海道の物件に北海道の家具でホームステージングするという、環境配慮につながる地産地消プロジェクトに参加し、お客様がこれまで知らなかった地元の家具の魅力を伝え、広がっていく。新たな物件の付加価値創出にもつながっていると感じています。
今後も、住む人が具体的な生活を想像できるような、魅力的な物件の見せ方に関する取組みを推進していきたいと思います
|
|
|