2019/11/10 「JAPANTEX 2019」実行委員長インタビュー<br>JAPANTEX2019実行委員長　花田正孝氏

特集

2019年11月10日
「JAPANTEX 2019」実行委員長インタビュー
JAPANTEX2019実行委員長　花田正孝氏

花田正孝実行委員長

　インテリアファブリックス業界の祭典「インテリアトレンドショー第38回JAPANTEX2019」（主催・一般社団法人日本インテリアファブリックス協会（NIF））が、11月13日（水）〜15日（金）の期間、東京ビッグサイト南1・2ホールにて開催される。

　令和となってはじめての開催となる今回は「空間を装うインテリアファブリックス＆デザイン」をテーマに、出展者による新製品・新サービスの提案、各種企画によるトレンド情報、ビジネス情報など多種多様な情報が発信される。　その「「JAPANTEX 2019」の見どころについて、就任2年目となる花田正孝実行委員長に伺った。

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国内外のトレンド情報を発信　NIF40周年特別企画も展開

「インテリア・トレンド・スクエア」イメージ

　――実行委員長として2回目の「JAPANTEX」となりますが、意気込みをお聞かせください。

　昨年に実行委員長を拝命してまず考えたことは、「JAPANTEX」が国内唯一のインテリアファブリックス国際見本市であるにも関わらず、トレンド情報の発信が弱いということでした。「JAPANTEX」の本来あるべき姿とは、やはり国内外のファブリックトレンド情報を日本のインテリア業界関係者や一般生活者の方々にしっかりと発信することではないでしょうか。

　そこで昨年は、インテリア産業協会との共同企画として、窓装飾プランナーとインテリアコーディネーターのダブル資格者による最先端のコーディネート展示企画「ウィンドーズパラダイス」の充実に加えて、国内有力ファブリックブランドによる企画展示「プレミアムブランドエリア」を展開しました。

　今年はそれをさらに発展させて、新たに海外ブランドを集約した「プレミアム／INTERNATIONAL」を新設し、「ウィンドーズパラダイス」、国内ブランドエリア「プレミアム／JAPAN」と合わせて3つのゾーン＋カフェエリアで構成する「インテリア・トレンド・スクエア」として大々的に行います。

　その中でも核となる「ウィンドーズパラダイス」では、「プラチナ世代の3つの物語」〜それぞれの「しあわせのカタチ」がここにある〜をテーマに、50代後半から60代という第二の人生に向かうシニアの新たな生きがいをインテリアで表現します。昨年に引き続き木村さちこさん（ダルクデコ(株)）の総合プロデュースの下、石田剛さん（(有)ホームデコア）、河西利枝子さん（Ｒデコール）、佐々木剛さん（(株)インテリア紅葉）の3名が、「マドゥツカイ」（窓使い）としてコーディネートを手掛けます。

　また「プレミアム／INTERNATIONAL」では、JAB（ドイツ）、Cole＆Son（イギリス）、ILIV（イギリス）、リナス（リトアニア）、Bluebellgray（イギリス）の5ブランドが、「プレミアム／JAPAN」では川島織物セルコン、サンゲツ、シンコールインテリア、スミノエ、東リ、リリカラの6ブランドが新作ファブリックを提案します。ご来場いただいた際には、まずは「インテリア・トレンド・スクエア」にお立ち寄りください。

　もう一つ、今年ならではの企画としてNIF40周年特別企画展行います。これはNIF正会員13社に、過去に大ヒットしたインテリアファブリックスの現物（カーテン、壁紙、カーペット）や見本帳をご提供いただき、NIF40年の軌跡を表した年表とともに展示し、日本のインテリアの歴史を振り返っていただくものです。注目は1970〜80年代の非常に重厚な商品群です。日本のインテリア産業が成長していく過程がその時代の商品とともに感じることができるのではないでしょうか。