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特集

2012年10月20日
【連載】Interian Color――秋の夜長の楽しみは・・・
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏



秋の気配が感じられる季節となりました。「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものです。つい2週間前に立ち寄った店に昨日また行ったところ、白を基調とした夏物が並べられた服の色から一転して、茶系統を中心とした深い色合いに変わっていて、思わず季節の移り変わりを感じたものでした。
秋は、山だけでなく街中の街路樹もその雰囲気を変えて、彩りの空間を演出します。赤く色を変えるモミジなどの紅葉、黄色に変わるイチョウなどの黄葉、そしてそれらが落葉するときの茶色。風の冷たさとともに、だんだんと深まる季節を感じることとなるでしょう。ちなみにイチョウは漢字で書くと「銀杏」で、その実も同じ文字で「ぎんなん」と読むというのは、おもしろいですね。

「パーソナルカラー」では生まれながらに持っている肌や髪の色を分析して、大きく4つのカテゴリーに分類していて、それぞれ季節の名前をつけています。これは「4」というグループ分けに、比較的なじみのある4分類されたものが季節であること、またそのグループの似合う色がその季節をイメージさせる色であること、などによるものです。よくその季節に身に着ける色の分類、と誤解されることがありますが、そうではありません。たとえば「赤」という色は無数にあり、それぞれお似合いの「赤」は違うのです。
パーソナルシーズンカラーが「ディープオータム」の人は、山々を染める赤や黄、茶などの葉や果実の色、森の中の木々の緑など、自然界にあふれる深みのある色がお似合いです。たとえば赤ならば赤ワインの冷たい赤ではなく、神社の鳥居のような暖かみのある黄みを感じる赤、黄色ならばレモンではなくバナナの色のような暖かみを感じる黄色がお似合いです。この色に黄みを感じるグループをイエローアンダートーンといいますが、ディープオータムの人には、このイエローアンダートーンの中でも豊かで深みのある色の集まりがその雰囲気にとても合います。
このディープオータムの人の似合う色のグループは、秋をイメージする色の集まりですので、グループの色同士で配色すると、インテリアやファブリックに秋を取り入れることができます。そのグループ同士は互いに引き立てあうので、全体に調和感が生まれ、色をきれいに楽しむことができるのです。

さて、「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」など、秋にはいろいろとすることが多いようですね。時間をゆったりと使うのにはとてもいい季節、ということなのでしょうか。仲間とワイワイ言いながら飲むビールの季節も、やがて一人で静かにお銚子をかたむけるのが似合う季節になりますね。

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