セメントタイル
今回はセメントタイルの考察から入ります。
セメントタイルは金型に流したセメントをプレスしたタイルで、手作業で職人が作り上げるため一枚一枚に趣があり、非常に美しくまた耐久性のあるタイルです。19世紀にフランスで生まれ、統治下であるベトナムやモロッコで生産されるようになりました。
大きさは基本20センチ×20センチ。無施釉故質感はマットです。幾何学模様が印象深く19世紀の欧州では良く使われていたタイルですね。パリのカフェの床やスペインのガウディ博物館、ベトナムのホーチミン中央郵便局などが有名です。レトロな雰囲気で、同じ柄でも組み合わせや配置により様々な模様を作り出せるのもの魅力です。
一時期は低迷していた人気もヴィンテージ感やオリジナル性の高さから最近は日本でも使われることが出てきました。多くは飲食店やホテルなど店舗の床材としての利用ですが内壁材としての利用も出来ます。一般家庭ではトイレやキッチンなどへの部分的な使用が多いですね。
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