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2024年7月26日
【特集|窓リフォーム】
2030年まで住宅省エネ補助事業は継続
これからが本番の「先進的窓リノベ2024事業」



 現在、住宅の省エネ化を推進する大規模な補助金事業として「住宅省エネ2024キャンペーン」が進行中である。

 同キャンペーンは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上に資する改修や高効率給湯器の導入などの住宅省エネ化への支援を強化することを目的に、国交省、経産省、環境省の3省連携により2023年度からスタートした事業である。

 下の図は3省が発表する2030年までの計画を記した、いわば省エネロードマップであるが、「GX投資/省エネ」の欄には、2023年~2025年に「断熱窓導入の集中的支援」①、2026年~2030年「より性能が高い建材(断熱窓を含む)の普及拡大」②と記されている。つまり「住宅省エネキャンペーン」は国家プロジェクトとして2030年まで継続的に行われていくということだ。



「住宅省エネ2024キャンペーン」
注目は「先進的窓リノベ2024事業」



 現在実施されている「住宅省エネ2024キャンペーン」は、①子育てエコホーム支援事業、②先進的窓リノベ2024事業、③給湯省エネ2024事業、④賃貸集合給湯省エネ2024事業(今回新設)の4補助事業で構成されている。

 このうち、特に補助額の規模が大きく、インテリア専門店により深く関連した補助事業が、「先進的窓リノベ2024事業」だ。
 住宅の省エネ化を考えたとき、一番のポイントとなるのが「窓」や「玄関」といった開口部の断熱性を高めること。夏は74%の熱が「窓」から室内に流入、逆に冬は52%の熱が「窓」から室外に流出するといわれ、これを抑制することが省エネ化につながるわけだ。

 「先進的窓リノベ事業」は、この「窓」の断熱性能をアップする窓交換、内窓設置といった「窓リフォーム」に補助金を出す事業である。
 インテリア専門店にとっては、メイン商材であるカーテン・ブラインド類と関連性の高い「窓リフォーム」ということで、顧客層も親和性が高く、カーテンとのセット提案も含めて取り扱いやすい補助事業といえる。実際に多くのインテリア専門店が取り組みをスタートしている。




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