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2024年5月14日
【オフィス最前線】サンゲツ


サンカクヒロバ


アイデアボックス


オフィス中央の植栽エリア

 さて、このワークエリアのレイアウト上の特徴が、通路が斜めになっている点だ。通路が各所でクロスしているため、偶発的に社員同士が出会い自然とコミュニケーションが生まれるようになっている。

 こうした斜め通路の中にあるのが三角形のスペース「サンカクヒロバ」である。多くの人が「参画」するミーティングに適したスペースで、大画面モニターも設置し複数人でのオンラインミーティングにも対応する。さらに「サンカクヒロバ」近くには、壁面がホワイトボード仕上げとなっているスペース「アイデアボックス」を設置、思いついたアイデアやデザインがすぐに描けるようにしている。

 そしてオフィスの中央部には、使用済みカーテン生地をリサイクルした土「TUTTI®※」を使用した植栽エリアを設置、このエリアに資料やプリンター類を集中し、ここでも偶発的なコミュニケーションを誘う。

 ワークエリアの一番奥側には、クリエイティブの中枢である商品開発エリアを設置、可動性の高い家具や什器を取り入れ、空間をフレキシブルに使いながら発想力を高める。


(左)商品開発エリア          (右)階段スペース


13階フロア

 また12階フロアと13階フロアは、オフィス内に設けられた内階段でつながっている。階段スペースには、「PARCs」の由来である「C」を頭文字にしたさまざまな単語が描かれている。
 その階段を上がった13階フロアは、中央に人工の小川と植栽によるハイカウンターが置かれたリラックスできる空間となっている。

以上のように、「PARCs」は光とグリーンをふんだんに取り入れ、社員同士のコミュニケーションを促しつつ、クリエイティブなアイデアやデザインの発想力を高める「価値創造拠点」となっている。今後「PARCs」から何が生み出されるのか注目だ。


役員室エリア。歴代のサンゲツ見本帳などが展示されている。

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