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2023年5月12日
【座談会 ICの可能性を語る ~後編~ 】
AI時代にICは生き残れる?ICの接客に付加価値が高まる



■【座談会 ICの可能性を語る ~前編~ 】はこちら


 ――CGは経験が浅くても、ソフトウェアの力で、ある程度のものができてしまうところが問題だとも聞いています。結局は使う人の力量次第なのでしょうかね。

 三宅 私は手描きかCGかとは別の世界に行きたくて。もうAIに描いてもらおうかと思っています(笑)
 どう指示したら、思い通りのパースを描いてくれるのやら。実は、夜な夜なAIで遊んでいます。

 ――インテリア業界では、AIが発達したらICは必要なくなると言う人もいますが。

 三宅 そんなことない! 全然ないです!こういうインテリアにしたいという絵はAIが作れるにしても、それを、誰が段取りつけて、見積もりをとって、現場の管理をするのでしょう。やっぱり人間が動くからできることでは?

 稲山 AIだと、ビッグデータの蓄積がいっぱいあって、こういう好みの人には、こういうパターンという形で出して来ると思いますが、ICはその上を行って違う切り口での提案とか、あえて好みじゃないものをアクセントでポーンと持ってきたりもできるわけで、そこはAIじゃなくて、人間の思考の方が優れていると思いますよ。

 遠藤 三宅さんがオンラインサロンで、AIでこんな部屋を作ったよって見せてくださっていますが、製作する上でいろんな指示をして、ピントを合わせていくのがなかなか難しいですよね。人間を超えるのは難しいのではないかなと私は思っているのですが。

 私もAIで画像設定をやってみましたが、指示の与え方が本当に難しいです。こちらがもっともっと勉強して詳しくなれば、そうではないのかもしれませんけど、人の言葉を聞き、受け止めて、それをプランに反映していくのはICならでは。私はAIの時代にもICは生き残ると思います。

 三宅 新築でAIは標準というか取っ掛かりとしてありなのかもしれません。あるいは二極化していくかもしれませんね。AIが作ったインテリアでいい人、本当にコンシュルジュじゃないですけど、人間味ある接客を選ぶ人と。人間にやってもらう方が贅沢な時代になる気がします。

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