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2020年5月25日
壁紙屋本舗/WALPA


台湾の通販サイト https://walpa.tw/

 ちなみに同社の海外進出としては、実は2016年に台湾でネット通販ショップ『WALPA』を開設、自社サイトの他に「楽天台湾市場」にも出店している(2017年からは「ヤフー台湾」へも出店)。台湾については、フィル社内でサイトを運営、入社9年目の中国人スタッフ李清玉氏が責任者として取り組んでいる。

 「台湾も壁紙のDIY文化はありませんから、ゼロからのスタートになりましたが、地道に動画などで貼り方のレクチャーを続けることでようやくコンスタントに売れるようになってきました」と語る李さん。

 台湾、シンガポール、そして東南アジアと文字通り「全人類職人化計画」というテーマの実現に向けて、海外市場へのチャレンジを進める濱本社長。


濱本社長と台湾ビジネスを担当する李さん

 「海外市場については、ヨーロッパや北米といったすでにDIYが根付いているところではなく、DIY文化がないエリアで、ゼロからつくっていくという考え方で取り組んでいくつもりです」

 ところで、こうした販売に関する世界戦略とともに昨年夏から取り組んでいるのが、こちらも世界を意識したモノづくりだ。

 同社ではデジタルプリント技術を活用した独自ブランド『WALLTZ』でオリジナル商品を展開しているが、それをさらに進め、国内外のデザイナーとコラボしたオリジナル壁紙を開発し、『壁紙屋本舗』や『WALPA』での販売をはじめた。

 また、塗料メーカーと提携しオリジナルカラーのペイントも開発、こちらもデザイナー特有の感性を取り入れた斬新なカラーバリエーションを展開する。

 このように販売戦略からモノづくりまで世界を視野に入れて取り組む濱本社長。これからも既成概念にとらわれず、新しい市場の創造を目指していくとのことであった。



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