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2020年5月25日
DIY文化のないエリアに進出モノづくりも世界を視野に


シンガポールのスタッフ。後列一番左がオットー氏

 一方、ショップについては『WALPA』をイメージしてデザイン、お馴染みのビンテージ風木箱を積み重ねていく什器で雰囲気をつくり込んだ。

 「店づくりについてはWEB会議でデザイン指導などを行っていますが、細かい部分は実際にシンガポールに行って指示しなくてはいけないと思っています。やはりグランドオープンは夏頃になってしまいますね」

 こうしてスタートしたシンガポール市場への取り組みであるが、肝心のシンガポールの壁紙市場は、当初の日本市場と同様にプロの職人が施工するのが一般的でユーザーによるDIY文化はまったくないという。また高温多湿の気候のため、そもそも壁紙よりも塗装仕上げが主流である。だからこそオットー氏も苦戦していたわけだ。



 「DIY文化がないという点は彼も不安に感じているところですが、市場がゼロならあとは上がっていくしかありません。前を向いて行こうと話しているところです」

 ショップの本格稼働後は、日本で壁紙DIYが普及していく起爆剤となった「貼り方教室」もスタートする予定で、まさにゼロから壁紙DIY市場を創造していく考えだ。

 そしてさらにその先には、東南アジアという巨大な経済成長エリアも視野に入れている濱本社長。

 「シンガポールを拠点に、東南アジア全域に商圏を広げていく予定です。海外ブランドとの販売契約も随時そうした形に変更しているところです」

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