BREAK THE WALL BEYOND THE LIMIT, 2019 © DIESEL LIVING
言葉としての「リノベーション」が一般化し、中古を買って好みの空間にして住まうという考え方が、世代を超えて広まっている。
それまでは、建築・不動産系の先鋭化したセンスの人たちが始めたリノベーションは、古いものは古いままに、塗装で仕上げた、無機質でストイックな空間にデザイナーズ家具や輸入の住設機器等を配するパターンか、渋谷系のガールズファッション流に、柄物の壁紙など、ありえないものどうしを組み合わせて、色柄を大胆に楽しむ、といったユニークな空間づくりが特徴だった。
だが、「リノベーション」が特殊な言葉ではなく、オーダーメイドの時代が来た現在、インテリア業界と、リノベーション業界の接点は必ずしも多くない。
インテリア業界は、新築が住宅産業のメインストリームだった時代から構造転換を図るべきであるし、リノベーション業界の皆さんにも、もっとインテリアに関心を持ってもらいたい。そうした中、リノベーション業界で、社内にインテリア課を設けている企業はリノベる(株)(山下智弘社長)だけかもしれない。
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