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2009年12月1日
2年先のトレンドを決定する「インターカラー in Japan 2009」開催


インターカラー会議のメンバー


記念シンポジウム

世界のトレンドカラー動向の指針となる「インターカラー(国際流行色委員会)」の2011年秋冬インターカラーの色選定会議が、このほど初めて東京で開催された。「インターカラー」は年に2回開催され、日本からは(財)日本ファッション協会/流行色情報センター(JAFCA)が代表として毎回参加している。インターカラー会議は加盟国もちまわりで開催されているが、今回は2011年秋冬カラーの選定会議が初めて日本で開催された。

色選定会議自体は非公開だが、11月30日には、東京・六本木の国立新美術館講堂において、各国代表が行うプレゼンテーションを記念シンポジウムとして公開。翌12月1日に日本ファッション協会にて開催された色選定会議の概要は、東京・日本橋のワイアード・カフェにて、代表列席のもとプレス向けに発表された。
ちなみにシンポジウムのテーマは、「大きな流行を生む小さなもの―Micro trends to give influences to fashion―」。各国代表のプレゼンは、整形手術や性転換手術をファッションとしてとらえたタイ代表など、どれもユニークな視点からの話が多く、日本代表として登壇したJAFCAの大関徹、大澤かほるの両氏は、「メイド」「ゴスロリ」「コスプレ」「歴女」など、世界のメディアを賑わせて来たマイクロトレンドを紹介した後、今後は「ピンク男子」「スカート男子」など、日本の「草食男子」ならぬ「装飾男子」の動向に注目を、とプレゼンし、大きな話題となった。

なお、色選定会議の結果、具体的にどの色が選定されたかも非公表であるが、前出・大澤さんによると、2011年秋冬は、21世紀2番目の10年が始まる年であり、原点回帰の大きな流れの中、最初の10年への反省を踏まえ、一歩前へ出る、アクションを起こすという観点から、ポジティブで強い“赤”が注目されるとともに、他人との違いを喜び合うこと、寛容・多様性・共感といった観点から、人の気持ちを和ませるピンクや、エコの象徴色であるグリーンが注目されたとのこと。さらに今回の会議における提案色では、水や空気を象徴するブルーと、その反対色で光を象徴するゴールドやイエローが多かった由。また映画「2012年」の影響か、何かが起こると主張した委員もいたそうで、ファッションカラーの面で突然変異が起こる可能性も含んでいるという。

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