LED一体型壁装材
大日本印刷(株)(DNP)と(株)日建設計は、木目調の壁装材の一部が、スイッチを入れると発光して照明となる、フルカラーLED照明と一体化した壁装材を共同で開発した。
同壁装材は、建築の企画・設計を通じて光環境デザインの専門知識を持つ日建設計と、光制御技術および建装材の意匠表現技術を持つ大日本印刷が協力することにより誕生した、照明一体型の壁装材。消灯時には意匠性の高い木目調の壁装材となり、点灯すると木目調の壁の一部が発光し、室内空間の雰囲気を変えることができる。
製品内にはRGBW(赤・緑・青・白)のLED素子を内蔵し、それぞれの光の強弱を調整できるため、フルカラーでの色表現が可能で、空間の用途や時間帯に合わせて好みの色や明るさに調整することができる。また人の存在や温湿度、二酸化炭素濃度などの室内環境を検知するセンサーと連携させることで、その場の状況に合わせてインタラクティブにLED照明の色を変化させることも可能。
将来的にはセンシングデータと利用履歴データをリアルタイムで掛け合わせて、人工知能(AI)で解析処理を行うことにより、LED照明の色を可変的に最適化させる機能の開発も検討している。
なお同商品は、3月5日(火)~8日(金)に東京ビッグサイトで開催される「JAPAN SHOP 2019」の大日本印刷ブースで展示される予定。
空間の用途や時間帯などに応じて好みの色を選択可能
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