イニシア西新井の外観
大和ハウスグループの(株)コスモスイニシア(高木嘉幸社長)が開発を進めて来た、新築分譲マンションでは初めて「東京都子育て支援住宅認定制度」の認定を受けた「イニシア西新井」(東京都足立区、総戸数81戸)がこのほど竣工し、3月下旬より入居開始の運びとなった。
「東京都子育て支援住宅認定制度」は、居住者の安全性や家事のしやすさへの配慮はもとより、子育てを支援する施設やサービスの提供など、子育てしやすい環境づくりのため取り組みを行っている優良な住宅を東京都が認定する制度。認定を受けるためには合計74項目の基準を満たす必要があり、専有部分だけでも、ドアや引き戸の指はさみ防止、住戸全体の出隅部分の面取り、段差の解消、スイッチの設置高さを床上900ミリ程度とすることなど、子供の安心・安全に関わるデザイン上のさまざまな配慮が求められる。
また「イニシア西新井」では、多くの子育て世代が重要視する“住人同士の関係”や“防災”のため、コミュニティ形成を重要なテーマと捉え、アウトドアメーカーの「Snow Peak」とコラボし、楽しく備える防災をコンセプトに、非常時でも活用できるアウトドアグッズを入居者が平常時から使用できるサービスを提供。さらに、イベントやワークショップの実施を通じて、人々のつながりをつくる“ネイバーフッドデザイン”を専門とする「HITOTOWA INC.」と協同し、定期的なワークショップ開催によりコミュニティ形成をサポートし、災害時における自助・共助の浸透を図る。
なお、「イニシア西新井」の契約者は、足立区在住者(約56%)、足立区以外の都区部(約30%)。年齢層は25〜29歳(約9%)、30〜39歳(約64%)、40〜49歳(約19%)など。入居予定者数は1人(約5%)、2人(約47%)、3人(約30%)、4人(約19%)などとなっている。
「東京都子育て支援住宅認定制度」認定の要件
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