ジョイントシールド
東リ(株)では、ノンワックスタイプの長尺シート「NWシリーズ」専用の新しい継目工法として、継ぎ目が目立ちにくい「東リジョイントシールド」を、4月21日(金)より新発売する。
従来、長尺シート施工における継目工法は、溶接棒を用いた「溶接工法」が一般的である。しかし、継ぎ目の上に溶接棒を埋め込むため、その溶接棒を削り取った跡が長尺シート表面に残ってしまい、表面の柄が途切れるなど特にデザイン性の高いものでは意匠性が損なわれることがあった。またメンテナンス面においても、溶接棒と長尺シートとのわずかな段差に汚れが溜まり、継ぎ目が目立つようになることもある。とりわけ、ノンワックスを訴求する「NWシリーズ」においては、メンテナンス面での課題は大きかった。
今回新発売された「東リジョイントシールド」は、このような従来の溶接工法の難点を改善する、「NWシリーズ」専用の画期的新継目工法である。新工法では、まずシート同士を突き付けて貼り、シートとシートの間に専用液を、注射器の針のような専用ノズルで流し込み接着するというもの。これによりシートの断面同士が一体化、針のような隙間に専用液を注入するため、ほぼジョイント部分が見えなくなり、意匠性が保たれるとともに、汚れが溜まりにくくなりノーワックスメンテナンスでも美観を維持することができる。耐久性、強度は溶接工法と同等で、専用の施工工具や電源も不要なシンプルな施工性も魅力である。全9色の展開。1色で複数色のシートに対応する(対応色は指定されている)。
同社では昨年新発売し好評を博している、意匠性の高い「マチュアNW」を中心に、この新しい継目工法を訴求していく考え。
継ぎ目の比較
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