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2008年10月31日配信

マナトレ 「backhausen」ブランドの新作を披露
バックハウゼン社長によるプレゼン
マナトレーディング(株)では、さる10月29日、東京・中目黒の同社ショールームにおいて、オーストリア最高峰のテキスタイルブランド「backhausen」(バックハウゼン)の新作プレゼンテーションを開催した。これは、バックハウゼン社のラインハルト・バックハウゼン社長が、10月30日から東京・新宿のリビングデザインセンターOZONEで開催される「ウィーンプロダクツ展“ウィーン流おもてなし”」のため来日した機会に、日本のユーザーに向けて、最新技術による環境循環型のコレクションなど新作を発表することを目的に開催されたもの。

「backhausen」は1849年の創業、来年で160周年という老舗の中の老舗。ウィーンオペラ座などの公共施設やハプスブルグ家御用達として宮殿の装飾テキスタイルを請け負う一方、オーストリアにおけるアーツ&クラフツ運動「ウィーン工房」を支えたことでも知られており、ハックハウゼン社長は6代目に当たる。
今回発表した「Elements(エレメンツ)」は、“Returnity”(リターニティ)商品を集めたコレクション。“Returnity”とは、Return(返還)+Eternity(無限)の造語。EPEA社のマイケル・ブラウンガード博士が提唱する「ゆりかごからゆりかごまで(Cradle to Cradle、C2C)」という考え方に基づいて、トレビラ社との協力で、最新技術により開発された、環境に配慮したリサイクル可能な完全循環型のトレビラCSを使用した難燃ファブリックを用いている。「Elements」は、難燃性・高耐久性があり、なおかつ完全循環型であることが最大の特長で、どの商品も役割を終えると最終的にバックハウゼン社に戻り、新しい商品に生まれ変わるという。同社は「C2C」のゴールド認証を取得しており、コレクションの各商品にはすべて“Returnity”のタグが付けられている。ちなみに、コストは従来品より2%ほど高くなるそうだが、近い将来、バックハウゼン社が使っているトレビラCSの90%を、“Returnity”に切り替えていく計画。本国では9月に発売開始されており、同社では今後2009年1月のハイムテキスタイル、メゾン・エ・オブジェ等でも展示される。
また、新作のもう一つの目玉には、「パラディソ」がある。「パラディソ」(天国)は、オーストリアのアーティスト、エルンスト・フックス教授と、「ウィーン工房」精神の流れを継ぐウィーンの伝統的製造業6社がデザインコラボレーションしたユニークな横断型コレクション。「パラディソ」のインテリアには、テキスタイル、カーペット、家具、コーヒーカップセット、グラス、カトラリーがあり、さらに同じブランドでアクセサリーもある。バックハウゼンのテキスタイルは、Tide of Omega、D-minor Electric、Flora GranadaとシアーのFlora Granada Storeの4種類。厚地は縦糸にビスコース、横糸に光沢のあるメタル糸を使用したゴージャスなもの。シアーは難燃ポリエステルのトレビラCSに、厚地と同柄を顔料プリントした。カラー展開は、ソフトなクリーム系からベージュがわずかに入ったもの、心地よいグリーン、上品な赤、退廃的なゴールドやブラウン、メタリックシルバー。サンプルは、サンプルブックではなく、ハンガータイプのみの対応となっている。

マナトレーディングのホームページ
http://www.manas.co.jp/
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