リノベーション
2024年3月7日配信
リノベーション協議会 「R1住宅エコ」基準を改定
省エネリノベーション住宅事例イメージ(株式会社リビタ)
(一社)リノベーション協議会は、省エネリノベーションのさらなる普及を目指し、2022年に策定した一定の省エネ基準を満たしたリノベーションマンションに発行される「R1住宅エコ」制度において、基準の改定を実施、今年6月より新基準での登録を開始する。
政府は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2030年度に「家庭部門」のエネルギー由来のCO2排出量を2013年度比で66%削減する目標を掲げている。住宅対策の方向性としては、2030年に「新築される住宅・建築物についてZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能が確保されていること」、2050年に「ストック平均でZEH・ZEB基準の省エネ性能が確保されていること」という目指すべき姿を描いている。この住宅のあり方の実現に向け、新築住宅では2025年までの省エネ適合基準への義務化、2030年までの省エネ基準のZEH水準への引き上げといった施策が予定されている。一方、既存住宅においては、基準適用の予定はないが、新築の基準強化を意識した性能向上が必要と考えられている。加えて、2024年4月からは建築物の販売・賃貸を行う事業者は、新築建築物の販売・賃貸の際には、省エネ性能を表示することが必須となる「省エネ性能表示制度」が開始し、社会的にますます省エネ性能への意識が高まることが予想される。
こうした状況の中で、リノベーション協議会では、より一層省エネ性能向上へ取り組むべく、住宅ストックの断熱化や省エネリノベーション住宅の普及推進を図るために策定していた、「R1住宅エコ』基準を改定する。
改定内容は、従来の「断熱性能基準」に加え、「消費エネルギー性能基準」を新設し、総合的な省エネを推進するというもの。また、これまで省エネ設備の効果が分かりにくいという課題に対し、各省エネ設備の消費エネルギーの削減幅の可視化をすべく、住戸全体の1割程度の消費エネルギー性能の削減が可能な「省エネ設備の組み合わせ」をポイント制で表示する制度を新設する。これにより、BEI値に関わらず100ポイントの獲得で「R1エコ基準(スターなし)」の登録も可能となる。
なお今回の改定内容の周知、および省エネリノベーションの実践に向け、基準の改定と活用方法、断熱・性能向上リノベーションに取り組むための知識やサポート体制についてを紹介するセミナーを、3月14日(木)15:30-17:30に東京ウィメンズプラザにて実施する。
「消費エネルギー基準」
省エネ設備ポイント表
セミナー申込フォーム
https://forms.gle/RtKJdv3oKMS8FU6Z7
リノベーション協議会のホームページ
http://www.renovation.or.jp/
インテリアビジネスニュース購読案内
インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。
IBNewsグループサイト
- インテリアビジネスニュース
- 月2回発行
インテリア業界専門新聞
- カーテン買うならこのお店
- カーテンショップ選びの
総合情報サイト
- カーテントレンドニュース
-
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!