本紙紙面
2026年7月25日配信
【連載 カーペットはすばらしい】日本カーペット工業組合
夏こそウールカーペット
復権に向けて取り組み強化へ

「カーペットはすばらしい」の表紙
40℃以上の日を今年から「酷暑日」と呼ぶそうです。「命の危険」がある暑さということで、極力外出を控えて家にこもりたいが、エアコンをつけたら電気代がかさむし、ショッピングモールに涼みにいったら人混みにもまれて汗をかき、ちょっと一杯と喉を潤せば、散財する。全くもって危険極まりない夏です。
■ウールで快適空間に

そんな暑い日々が続く生活を快適に過ごすためにインテリア商品は存在します。この時期、カーペットでは合繊繊維素材による涼感ラグがよく売れます。
そして、少し意外に思われるかもしれませんが、天然素材のウールカーペットも夏に最適な商品です。
そもそもカーペットは、その繊維のなかにたっぷりと空気を含み、保温性や断熱性に優れており、冬は温かくなるのはもちろん、夏は涼しく感じます。中でもウールは吸放湿性にすぐれた素材であり、室内の湿度を自然にコントロールして快適な空間にします。また、さらっとした手触りは心地良く、たまりません。
■生産環境は厳しく
このように人にやさしく、天然繊維で地球環境にもやさしいウールカーペットですが、近年、その事業環境は決してやさしいものとは言えません。住宅でのカーペット離れや合成繊維製品の伸長、相対的に高い製品価格など複数の要因が重なり、ウールカーペットの生産量は大きく減少しました。昨年の生産量は、2000年時の1~2割程度です。その結果、紡績や染色といった関連加工会社も減少し、いまやウールカーペットに関するサプライチェーンをどう維持・再構築していくかが、業界全体の大きな課題となっています。
さらに、昨年から今年にかけてウール原毛価格が異常なほど高騰していることも関係者を悩ませています。
ウールカーペットは、カーペットの良さを十二分に実感できるものです。大阪のあるインテリアショップの店員さんも言います。
「ウール製品の魅力をきちんと伝えれば、お客さんは納得し、値段が高くても買ってくれる」
当組合では現在、ウールカーペット復権に向けた活動を強化中です。商品開発、生産、販売など様々な面で迅速に取り組んで参ります。(日本カーペット工業組合)
【お知らせ】
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