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DECOLTのサイトイメージ

昨年10月末にオープンした、高級家具ブランド専門のプロユーザー向け会員制アウトレットサイト「DECOLT」（デコルト）が、家具業界で注目を集めている。
昨今は家具のアウトレットサイトが乱立する状況にあるが、その多くはブランドの許可なしに画像やロゴを無断使用したり、リプロダクト品（レプリカ等）をブランド品のように取り扱うなど、さまざまな問題が取り沙汰されている。今回オープンした「DECOLT」は、それらのサイトとは一線を画したもので、ブランドが公式に承認した日本初のアウトレットサイトである点が大きな特徴である。
「オフィシャルサイトとして適正に運営することで、アウトレットという新しいマーケットを確立し、業界の活性化につなげたいと思っています」と語るのは、「DECOLT」を展開する澤彰洋社長（(株)デコルト／本社・東京都品川区）である。

澤彰洋社長

現在「DECOLT」には、アルフレックスやアスプルンド、ロックストーンなど40以上の国内外ブランドが参加、これまでアウトレット商品を露出することの少なかった高級ブランドも参加するなど、質量ともに非常に充実した内容となっている。参加ブランドはさらに拡大中だ。
予算縮小が続く中、デコレーター（専門店、ＩＣ、設計士他）にとっても、多数のブランドのアウトレット商品をワンストップで見ることが出来るため利便性が高く、会員数は急増中とのことである。

さて、これだけ「DECOLT」への期待が高まっているのは、家具ブランドにとってアウトレット在庫の処分が重要な課題となっているからだ。トレンド性の高い家具は、毎年のように新作が登場するが、倉庫のキャパシティの問題で思うような仕入が出来ないという状況がある。処分をしたくても、ブランド価値の維持を考えれば、既存のアウトレットショップやサイトでの販売は避けたい。といって自社でのアウトレット販売も難しい。しかし、多数のブランドが参加する公認の「DECOLT」なら、ブランドイメージを守りながらアウトレット在庫の処分が出来るというわけだ。さらに価格設定を参加ブランド側が出来るという手法を採用しているため、処分のスピードやタイミングをコントロールすることが出来るのも魅力となっている。
ユーザー側にとっても、信頼性の高いサイトで仕入が出来ることのメリットは大きい。このようにメーカーとユーザー双方のメリットを考え、効率的に結びつけた点が支持を得た大きな要因だ。
「オフィシャルサイトという立場に恥じない運営をしたいと思っています。アウトレット市場の指針となることで、インテリア業界における1つのスタンダードを目指していきます」と語る澤社長。今後はファブリックなど取扱商材を広げていくとともに、下取りといった新しいサービスにもチャレンジしてくとのことであった。
なお会員登録は無料。コーディネート例の提案、素材サンプルの取り寄せ、メルマガによる情報発信など、さまざまなサービスも提供している。

＊「DECOLT」では2月1日～28日までの期間、「全商品送料完全無料キャンペーン」を開催中である。詳細は下記にて。