特集

2008年6月9日配信

2008年06月09日配信
【インタビュー】プロデューサー高田公平氏((株)エッセンス代表取締役)
「デザイン」がコンセプト 日本のライフスタイルにマッチした商品を提案
--メサゴ・メッセフランクフルト
日本のインテリア系イベントとして今最も高く評価される「インテリア ライフスタイル」を育て上げたのが、プロデューサーの高田公平氏である。今年でプロデューサー就任10年を迎える高田公平氏に、「インテリア ライフスタイル」について話を伺った。

「インテリア ライフスタイル」プロデューサー
高田公平氏
――「インテリア ライフスタイル」とはどのような展示会なのでしょうか。

もともと「インテリア ライフスタイル」は、「ハイムテックスジャパン」+「アンビエンテジャパン」という名称で開催されていました。私がプロデューサーを引き受けたのは今から10年前のことですが、当時は日本市場に興味のある海外の企業が出展するという小さな展示会で、日本の市場をよく知らない人達が、何かマーケットがあるのではないかといった漠然とした気持ちで開催しているような状況でした。そういうことでは、面白い展示会にはなりません。やはり開催する側が日本に合う商材、日本のマーケットの特徴、日本の商習慣を説明して、そうしたものを持ってきてもらう必要があります。もちろん日本企業に対しても同じことがいえます。それにはしっかりとしたコンセプトを持ち、中期の計画を設定し、その計画を論理的、客観的に進めていきながら日本のインテリア業界に根付かせていくという作業が必要になってきます。
客観的に見ると、まだまだ日本のライフスタイルは発展途上なのですが、日本の生活文化から発想した今の日本人の生活に必要な商品を集めれば、それは今の日本のライフスタイルを表現していることになります。そこでプロデューサー就任と同時に展示会を再構築しました。併せて名称も「インテリア ライフスタイル」に変更したわけです。
「インテリア ライフスタイル」という名前を付けたとき、一番の切り口として大事にしたのが「デザイン」でした。デザインというのは非常に幅広い言葉なのですが、いわゆる「感性の価値」を大事にしていくことが、今後の日本のインテリアビジネス、あるいはモノづくりに重要であろうということで、「デザイン」をフォーカスしたコンセプトを設定し、それをもとに出展者を集めて今までやってきました。

――それまである意味で雑多であった展示会を、コンセプトを明確にしたものに生まれ変わらせたということですね。

そういうことです。何が言いたい展示会なのか、ということをこちらから発信する必要があります。それは出展者に対してはもちろん、来場者に対してもそれを表現するのがプロデューサーの一番大事な役割です。
そもそも何のための展示会なのかというと、第一義はビジネスの場ということです。「インテリア ライフスタイル」は完全にBtoBでやっていますから、一般ユーザーではなく仕事として見に来る人を対象としています。そうした人達に来ていただくためには、そこにビジネスの種がどれだけあるのか、要するに魅力的な商品、自分のお店に置きたいと思う商品がどれだけあるのかということです。それにはコンセプトが不可欠です。それが「デザイン」なのです。
そのコンセプトを表現するためのツールとして、さまざまな仕掛けを行っています。

――具体的な仕掛けというのは、どういったものでしょうか。

例えば特別出展エリアである「スタイルジャパン」は、最初につくった仕掛けです。非常に端的に、今の日本のスタイルは何かというときに、「スタイルジャパン」を見ればそのエッセンスを感じられるといったゾーニングをしています。ですから、「スタイルジャパン」や「クール」といった特別出展エリアは、出展者をセレクションさせていただいています。一般ブースの極みのようなエリアなので、商品のクオリティーはもちろん、プレゼンテーションや企業の考え方などいくつかのハードルを越えたところだけが参加できるエリアとなります。
ここ数年、「インテリアライフスタイル」が高く評価されていますが、第三者の評価というのは後からついてくるものなので、しっかり目標を立てて、一歩一歩ステップアップするという地道な作業をしていくことが大切だと思っています。

――今年のメイン企画は「ノルディック ライフスタイル」です。

展示会すべてがメインなのですが、アトリウムでの企画という意味ではそうなります。前回はデザイナーズをフォーカスした「デザインクリック」でしたが、今年は北欧をテーマとしました。
「ノルディック ライフスタイル」をメインとした理由は大きく二つあります。一つは日本では、以前にスカンジナビアンブームというのがありましたが、そうしたスタイルが再び見直されており、トレンドとして復活しつつあります。もう一つが日本人の感性が共感できるデザインテイストであるということです。日本と近しいものを感じます。いずれにしても見ていただければ分かります。百聞は一見にしかずと言いますが、これは感じていただくしかありません。見ていただければ感じていただける、そんな仕掛けを用意しています。
また、「ノルディック ライフスタイル」に限らず、新しい仕掛けを随所にちりばめています。来場者、出展者含めて楽しんでもらえる内容になると思います。

――今年でプロデュースからちょうど十年になりますが、今の完成度はどの位ですか。

だいたい七割といったところでしょうか。あとの三割は何かと言うと、一つは出展者のクオリティーです。日本企業、海外企業含めて本当に日本のマーケットにマッチしたものを提案出来ているのかというと、かなり精度が上がっていますが、もっともっと上げていかなければなりません。ここは良かったけどあそこはダメということではなく、どこを見てもスキがない展示会にしたいですね。
もう一つは海外へ対する発信力です。海外のバイヤーから、「インテリア ライフスタイル」を見なければいけない、という展示会にしなければなりません。それがまだ出来ていません。今でも海外から多くのバイヤーに来ていただいていますが、どちらかというとシークレットな展示会になっています。こっそり行って新しいものを先に買うというような感じでしょうか。もっと広く広報する必要がありますね。

――最後に今回の見どころを教えて下さい。

どこがということはありません。全体が今の日本のライフスタイルを表現しているブースですから、隅から隅まで見てください。すべてを見ていただいて商材を見つけていただくことがプロデューサーとして一番うれしいことです。

――ありがとうございました。

■「インテリアライフスタイル」見どころ情報
主催者特別企画-「NORDIC LIFESTYLE」 北欧4カ国をクローズアップ
国際性豊かな出展者 7カ国・地域のパビリオンを展開
「グッチーニ」による企画出展「フーデザイン(Foodesign)」
特別出展エリア-選ばれた企業だけが出展できるステータスゾーン
若手デザイナーと企業を結ぶプラットフォーム「neON」
【インタビュー】プロデューサー高田公平氏に聞く

インテリア ライフスタイルのホームページ
http://www.interior-lifestyle.com/
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