特集

2007年1月4日配信

2007年01月04日配信
NIF 青戸紘会長 平成19年年頭所感
-社団法人日本インテリアファブリックス協会
平成19年年頭所感

                        社団法人日本インテリアファブリックス協会
                                       会長 青 戸  紘

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
日頃は本協会に格別のご支援ご協力を賜り有難く厚く御礼申し上げます。

我が国の景気は戦後最長の拡大を遂げ、鉄鋼、自動車、電機等輸出産業を中心に大手企業の中には空前の売上げを達成したとのニュースを耳にしますが、他方地方経済の混迷は深まり、地域間格差の広がりに歯止めが掛からない状況もまた厳然とした事実であります。インテリアファブリックス業界においては、コストダウン要求による単価競争から容易に抜け出すことが出来ないまま、更に資材の値上がりの影響もあって利益の出にくい厳しい状況が続いています。今後一層の革新が必要と考えています。

さて、弊協会主催の「インテリアトレンドショー 第25回 JAPANTEX2006」は、お陰様で昨年は第25回の節目を迎えたのを機に、日本インテリアプランナー協会主催の「IPEC21」と同時開催を実現することが出来ました。「IPEC21」は、インテリアをより専門的視点で訴求することを目的に、インテリアと建築のプロフェッショナルを対象に提案を行い、一方「JAPANTEX」は、インテリアの生産・卸・小売りルートから一般消費者までを主眼においています。両展の同時開催は、プロユーザーからエンドユーザーまでインテリア産業全体に大きな波及効果をもたらすとともに、互いに協力し競い合うことで大きな需要を創造する源となったと確信しております。
「IPEC21」が加わったことにより、インテリア産業協会の「インテリアフェスティバル」、国際家具産業振興会主催の「東京国際家具見本市」と合わせインテリア関連4団体が一堂に会し、各団体がそれぞれの持ち味を発揮し、魅力的で深みのある展示発表を繰り広げる、完成度の高いインテリアの一大総合展示会がスタートする記念すべき年となりました。今後はさらに、一業界の力だけでは困難なことを、他業界との連携の中で解決して、ユーザーの目を向けてもらう商品開発が重要になっていると考えます。すなわち、オリジナリティの高いデザインとどこの国よりも厳しい品質基準のインテリア資材ということだけでなく、異なる業界が組んではじめて実現するインテリアモジュールパーツの有用性をアピールしていかなければなりません。

少子化が進み、我が国の人口は本年より毎年減少していくこととなりそうですが、それによって急速に消費の減退が起こるというよりも、むしろ国民の生活に余裕が出てくれば、一人一人のライフスタイルに合ったモノ、サービスへの質の高い要求が生まれてくると思いますので、インテリア関連業界の事業環境は大いに期待してよいものと考えております。

年頭に際し、関係各位のご健勝と益々のご繁栄を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
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