特集

2006年10月18日配信

2006年10月18日配信
JAPANTEX2006を彩る 《人》
梶谷好孝氏
――JAPANTEX2006直前連載企画
[アトリウム――衣]

ジュエリー界の奇才が魅せる

梶谷好孝氏
JAPANTEX2006では6つのトレンド発信企画を計画している。
そのうちの一つ、アトリウムで展開するIPECとの共同企画「HOTPOINT」は、『ネクストデザイン/インテリアスタイル』のテーマの下、時代をリードするクリエーター三人が「衣」「食」「遊」をテーマに演出、高感度消費者に向けたライフスタイル提案である。

そのうちの「衣」を担当するのが梶谷好孝氏である。

梶谷好孝氏は、「ジュエリー界の奇才」と呼ばれるジュエリーデザイナーである。インテリア業界ではなじみの少ない人も多いと思うが、その人となりはプロフィールで感じていただくとして、氏の創作におけるフィロソフィと今回展開するブースの構想を聞いた。

梶谷氏は「自然の造形は人工に優る」という理念を持っている。動物であれ植物であれ美しいと言う。何千万年、何億年をかけて進化を繰り返し、生存するために最も機能的にデザインされているはずだからである。したがって、氏の作品のモチーフは自然界からインスピレーションを受けたものが多い。猛獣の牙や鷲の爪などハッとさせるものも目に付く。

ブースデザインのテーマは「Live is Art」
デザインソースは「キャットタワー」

梶谷氏の作品が主張するポリシーをストレートに表現したテーマである。
「生きることはアーティスティック(知的で創造的)である」ということか。

空間全体をブラックとレッドで統一。
レッドは血赤である。骨と肉のイメージで、息づかいが感じられる空間に氏のデザインしたジュエリーが絡み合い、ファッショナブルでラグジュアリー、そしてアクロバティックな空間になると言う。
ジュエリーは、自己主張(リッチさと存在感を演出)するための小道具であり、ジュエリーの魅力を存分に楽しんで欲しいとのこと。


プロフィール
梶谷好孝(かじたによしこ)
パリ在住のジュエリーデザイナー。自身のブランド『ヨシコ☆クリエーション パリ』を展開。「ポップクチュール」をブランドコンセプトに、プレタポルテとオートクチュールの中間を意識したクリエーションで独自の世界観を築き上げている。
現在、WRやMIDWEST、新宿伊勢丹やなど国内約30店舗で展開中。
1996年 渡仏。パリステューディオベルソーを卒業後、オートクチュールアクセサリーデザイナー「Erik HALLRY」のアシスタントを経て独立。2000年より毎シーズンパリにてコレクションを発表し続けている。
自らのブランドの他、2006年AWより「SLY」のアクセサリーディレクションを手がけ、2007年SSには「Y's Red Label」とのコラボレーションも発表。



【インテリアビジネスニュース 2006年10月15日号掲載】
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