特集

2006年10月6日配信

2006年10月06日配信
JAPANTEX2006を彩る 《人》
アッシュ・ペー・フランス(株)専務取締役 亀山功氏
――JAPANTEX2006直前連載企画
[セミナーテーマ]
「クリエーションをいかにビジネスとしているか」
~アッシュ・ペー・フランスの現在とその成り立ち、そしてこれからの動き


講座名 F 11月24日(金)607会議室 13時-14時30分

亀山功氏
アッシュ・ペー・フランス(株)については、馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、当社ではファッション・アクセサリー雑貨関連の小売業をメインに、卸売業、出版、各種企画事業などを手掛けています。

もともとは、1984年に現代表がラフォーレ原宿地下三階の婦人服店を譲り受けて始めたというのがスタートです。ですから前提が小売業なんですね。そこから「人と出会うこと」でいろんなモノや形を取り入れていったわけです。
開業当初から1990年頃までは、原宿を拠点にした小さなアパレルメーカーとの取引で店をつくっていましたが、ひょんなことからパリに行くことになって、やはりパリはファッションの発信地として力がありますので、パリから商品を仕入れるようになりました。
その時、ただ商品を持ってくるというのではなく、「人」を持ってくるという形にしたわけです。
「人」を輸入し、その人と一緒に仕事をすることで勉強をする。それが業界に先駆けて新しい業態のショップを開発するきっかけにもなりました。
今、ごく当たり前になっているセレクトショップ、いわゆる無名なブランドを集めながらバイヤーのセンスで店をつくっていくという業態の先駆けを当社がはじめました。
その後、21世紀に入ってからは、ニューヨークにも出店し拠点もつくり、現在は南米のまだ未開拓なファッション、モードというものを輸入していこうという流れの中にあります。

もう一つ、アートをビジネスにしようという取り組みを行っています。店の中に大きなウィンドウをつくって、そこをギャラリーとして国内外のクリエーターに開放、その作品を商品化するといった試みです。

セミナーでは、そうした我々のビジネスの概要をビジュアルに見ていただこうと考えています。パリ、ニューヨーク、香港などグローバルに店舗展開していますので、結構おもしろい映像になるのではないでしょうか。
その上で、当社が掲げる「新しい価値の提案」という理念の下、今何を行っているのか、という観点でお話させていただきます。

ファッションやアクセサリーは、巷では有名ブランドが売れているようですが、我々はそのようなビジネスをしていくつもりはまったくありません。
モノから発せられる感性というものを捉えてくれる人に対して商売をしていきたいと思っています。

インテリアは同質化している

今のインテリアショップというのは、百貨店、GMS、専門店等がどれも同じような商品を、同じ売り方で、同じような環境で売っているように見えます。
お客様に満足を与えるのではなく、不満足を与えないために平均的なものを提供している。だからおもしろくないし、感動も与えられないのでしょう。
もっとお客様にサプライズを与える提案なり仕掛けが必要かもしれませんね。


亀山功氏プロフィール
大手婦人服専門店勤務を経て1989年にアッシュ・ペー・フランス(株)入社。アクセサリーのインポートビジネスを中心にショップ事業開発も手掛ける。
1951年生まれ。てんびん座B型。



【インテリアビジネスニュース 2006年10月5日号掲載】
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