本紙紙面
2025年10月25日配信
【プロダクトナウ】インテリア建材「LiVERNO」三協立山・三協アルミ社
従来の木質建材にはない個性的なカラーを提案
インテリアコーディネーターから高く評価

ナチュラル(シルキーオーク)
三協立山(株)(平能正三社長)三協アルミ社は、2023年4月に室内ドア、引き戸などのインテリア建材シリーズ「LiVERNO(リヴェルノ)」を大幅リニューアル、多様化するインテリアニーズに合わせて個性的なカラーをラインナップしインテリアコーディネーターを中心にインテリア業界でも注目を集めた。
新「LiVERNO」発売から約2年半、改めて同商品の特徴や開発の背景、発売後の動向、また三協立山(株)の事業内容も含めて紹介する。
三協立山(株)は、2012年6月に三協立山アルミ、三協マテリアル、タテヤマアドバンスの3社が統合して設立された企業グループである。主な事業として、建材事業(三協アルミ社)、マテリアル事業、(三協マテリアル社)、商業施設事業(タテヤマアドバンス社)、そして国際事業の4事業を展開している。
そのうちメインとなるのがグループ全体の売上の約半分を占める建材事業で、サッシや玄関ドア、インテリア建材といった住宅建材をはじめ、カーテンウォールなどのビル建材、門扉・カーポート他のエクステリア商材を展開している。
またマテリアル事業ではアルミやマグネシウムの鋳造、押出などの製造・販売を行っており、当然ながら自社のサッシや玄関ドアなどの製品の原材料として使用、鋳造・押出・加工・開発・製造までを一貫して行っているのが三協立山(株)の大きな強みとなっている。
この他、商業施設事業ではコンビニやドラッグストアなどの什器や看板、あるいは店舗メンテナンスサービスも展開、国際事業では欧州や中国、タイなどに拠点を構え、海外企業にアルミやマグネシウム、自動車(EV)分野、建材製品の販売を行っている。
さて、三協立山(株)と聞けば、やはりサッシのイメージが強いが、建材事業としては、住宅向けサッシをはじめ、玄関ドア、室内ドア・引き戸、床材、収納、階段など木質系製品を含めて空間トータルで展開しているのが大きな特徴だ。
「国内には住宅建材メーカーがたくさんありますが、木質系のインテリア建材が中心となっています。その中で弊社の特徴となっているのが木質建材とアルミ建材の2本立てで展開している点です。特にアルミ建材は、アルミの素材感を活かした他社にはない製品として高く評価されています」と語るのは、同社マーケティング部商品企画課の三浦隆弘氏である。
その一方、木質系のインテリア建材は他社との差別化が難しいという大きな課題があった。その中で生まれたのが新「LiVERNO」であった。
「それまでの『LiVERNO』は、一般的な木質系のインテリア建材としてオーソドックスで使いやすい色柄を展開してきましたが、それに加えてトレンドや個性を重視したインテリア空間に合うカラーを取り入れたシリーズをラインナップしました」
新「LiVERNO」では、従来のラインナップを「スタンダードシリーズ」とし、新たに「セレクトシリーズ」を設定、「ナチュラル」「ヴィンテージ」「ファイン」という3スタイルをゾーニングした。
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