特集

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2025年9月25日配信

【プロダクトナウ】 壁紙在庫コレクション「TECIDO」
カラーやトーンを軸にした空間スタイル別に壁紙を選定
「はじまりの色」をベースにしたマナトレーディングらしいコレクション

MODERN
MODERN

 マナトレーディング(株)(齋藤洋平社長)は、「Design Your Space,Define Your Life(壁紙ひとつで空間は、もっと楽しく、もっと豊かに)」をコンセプトとした、同社初となる壁紙在庫コレクション『TECIDO(テシード)』(全44デザイン・186アイテム)を、今年7月1日に発売、壁紙業界からファブリック業界まで大きな注目を集めている。

 同社では昨年10月に輸入壁紙の販売を手掛ける(株)テシードの壁紙卸売事業を取得、テシードが取り扱ってきた海外ブランドのコレクションをすべて継承し、マナトレーディングショールーム等で展示するなど販売を継続している。

 テシードのもう1つのビジネスの柱となっていたのが、輸入壁紙の在庫販売である。テシードでは売れ筋の輸入壁紙をセレクトし国内で在庫、在庫コレクションとして毎年カタログを発行、短納期で輸入壁紙が仕入れられるとして好評だった。

 今回、マナトレーディングが発売した壁紙在庫コレクション『TECIDO』は、このカタログを継承・発展させたものだ。

 「国内在庫コレクションは、さまざまなブランドからセレクトした壁紙を国内在庫しスピーディーに出荷するというもので、お客様にとっても非常に有意義なものでした。この形態を、『TECIDO』という名称とともに受け継ぎつつ、マナトレーディングならではの要素を組み込んだのが今回のコレクションです」と語るのは、『TECIDO』の企画・編集に関わった営業企画部の林聖来氏だ。

 さて、マナトレーディングならではの要素とは、やはりカーテン、ラグなどファブリックも含めた空間トータルのコーディネートである。

 「空間全体で捉えたとき、カーテンだけ、壁紙だけということでは成り立ちません。エレメント単体で考えるのではなく、それを空間トータルに置き換えることが不可欠です。特に壁紙は空間に与える影響は大きいものがあります。そこで企画に当たっては、壁紙だけではなく空間全体を意識しました」

 特に重視したのが色彩計画という。例えば、さまざまな色が混ざり合う空間でも、心地いいと感じる空間には色彩に統一感がある。そこには「はじまりの色」とも称されるベースカラーやトーンがあり、その「はじまりの色」を意識した上で、壁紙やカーテン、ラグ、家具などのエレメントを組み合わせている。空間に大きな影響を与える壁紙の場合は、この「はじまりの色」を意識することが不可欠となってくる。

NATURAL
NATURAL

 そこで『TECIDO』では、「COLLECTION Ⅰ」として「MODERN」(11デザイン31色)、「NATURAL」(7デザイン26色)、「DÉCOR」(7デザイン24色)の3スタイル、「COLLECTION Ⅱ」として「CLASSIC」(8デザイン29色)、「ELEGANT」(7デザイン30色)、「PLAYFUL」(10デザイン46色)の3スタイルという2冊計6スタイルを展開、それぞれのスタイルに軸となるカラーやトーンを設定し、それを基準に壁紙をセレクトしていったという。

 例えば「MODERN」は赤・オレンジ系を軸にグレーを中心としたニュアンスカラーによる明度差の濃淡や質感の違いを楽しむ石目やタイル調のデザインを収録、「NATURAL」はイエロー系を軸に土壁風や木目調などのマットな質感と天然素材との組み合わせが意識されている。

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インテリアビジネスニュース9月25日号発行