本紙紙面
2022年9月28日配信
ユザワ 創立30周年記念式典を挙行 「100年長寿企業を目指したい」
ユザワのスタッフのみなさん
(株)ユザワ(湯澤隆司社長)は、さる9月10日、栃木県の日光金谷ホテルにおいて創立30周年記念式典を挙行し、地元関係者、業界関係者、全国の取引先・ICらが駆けつけ、盛会であった。
同社は1989年3月、北関東エリアを主な拠点とするウィンドートリートメント製品の代理店として創業された。地元の豪農の長男に生まれた湯澤社長は、文部省(現文部科学省)の海外派遣事業でアメリカやカナダに滞在したおり、現地の滞在先家庭などで見たインテリアの素晴らしさに感動し、「日本のインテリアも良くしたいと」一生の仕事とすることを決意。自宅の応接間にコピー機やFAXを置いて、事務所として創業したという。
創立30周年記念式典の様子
湯澤隆司社長 湯澤孝平専務
当初は奥様と二人だけで、湯澤社長が持ち前のバイタリティーで、車に見本帳を積んで工事店や専門店を回る提案型営業を推進し、1991年には、会社設立とともに社名を湯沢インテリアから(株)ユザワに変更。その後も「日光から全国トップを目指して」をキャッチフレーズに発展を続け、現在では、従業員数30名、問屋業だけでなく、内装工事も手掛け、取り扱いアイテムもカーテンやブラインド類にとどまらず輸入壁紙等にも拡大。年商は窓回りでは国内トップクラスに、販売先も北海道から九州までと、全国に及んでいる。
今回の30周年記念式典は、本来もっと早く実施したい意向であったそうだが、新型コロナウイルス禍の拡大を受けて二度にわたって延期されていたもの。湯澤社長、湯澤専務の挨拶に続き、地元選出の衆議院議員である福田昭夫氏、(株)サンゲツ専務執行役員の吉川恭伴氏、(株)川島織物セルコン社長の木村弘一氏が次々登壇。町田ひろ子アカデミーの町田ひろ子校長の発声で乾杯ののち、ジャズバンドFREE SWINGの演奏で大いに盛り上がり、リリカラ(株)常務執行役員の末松博貴氏の挨拶で中締めとなった。
町田ひろ子校長 福田昭夫衆議院議員
サンゲツ 吉川恭祥専務 川島織物セルコン 木村弘一社長
リリカラ 末松博貴常務
ちなみに、式典の冒頭であいさつに立った湯澤社長は、「コロナ禍の影響により、働き方が変わり、人々の物に対する価値観も変化しています。まさに混迷ともいえる経済状況にありますが、必ず経済回復の時は訪れます。この激動する変化をビジネスチャンスと捉え、デジタル化、SDGs、カーボンニュートラル等への取り組み、さらには販売チャネルの複線化、M&Aなど攻めの営業に挑戦し、ますますの事業発展・成長に邁進していきたいと思います。私の座右の銘『積小為大』は、SDGsの精神に通じるもの。当社もSDGs宣言のもと、次の世代に引き継いでいくための企業体制を確立し、全社一丸となって邁進することで、『100年長寿企業』を目指したいと思います」などと述べた(現在、湯澤社長は『積小為大2 私のインテリア自分史』を発行するべく、全国を飛び回る寸暇を使って原稿執筆に勤しんでおられる由)。
また、続いて登壇した同社専務取締役の湯澤孝平氏は、「今後ますます激しくなる企業競争を生き抜いていくため、何が必要なのかしっかり考え、初心に帰り、皆様と協力し合い、時代の変化の波に乗れるよう、一層精進していく決意です。この多様化した時代に定石はありませんが、『積小為大』の精神で将来を見据え、一つ一つチャレンジを積み重ね、この業界を盛り上げていきたいと思います」と、新専務就任にあたっての抱負を述べた。
なお、蛇足ながら、30周年記念式典終了後も、ホテル宿泊組など、全国から参集した出席者は、明治時代から続く金谷ホテルのクラシックなインテリアを大いに楽しみつつ、2次会で夜遅くまで盛り上がったとのことだ。
ユザワのホームページ
https://yuzawa21.co.jp/
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