本紙紙面
【プロダクトナウ】
間仕切「プレイス」「プレイス スウィング」 立川ブラインド工業
「ソフトクローズ機能」
「正面付け」が可能となった
「アウトセット納まり」
リニューアルのポイントは大きく3つ挙げられる。1つは、「ソフトクローズ機能」の標準装備である。これは「引戸」を開け閉めする際に、パネルが壁面やレール端部に近づくとストッパーが作動し、ゆっくり静かに開閉できるというもの。これにより指の挟み込みが防止され、安心して使用できるようになった。
2つ目が「アウトセット納まり」に「正面付け」をラインナップした点だ。「アウトセット納まり」とは、袖壁工事をせずに開き戸を引戸にリフォームできる仕様である。引戸は開き戸と比較して開閉スペースを取らずスムーズな出入りができるというメリットがあるため、開き戸から取り替えるという需要が多い。また階段の入口など空気の流入口に後付けすることで冷暖房効果をアップさせる効果も期待できるなど、リフォームニーズが高くなっている。
これまで「アウトセット納まり」は、「天井付け」のみで対応してきたが、「正面付け」が登場したことによって、下地や現場の条件に合わせて使い分けができるようになった。
3つ目が、「コーナー納まり」にパネルをたたみ込むとフルオープンになる「格納方式:折戸+出入りの方法:引戸」タイプが追加された点である。
「コーナー納まり」とは、空間の一角をL型に囲う仕様のことで、例えばリビングの一角に、和室やリモートワークスペースといった新しい空間をつくることができるオプション対応品だ。
従来は「引戸」のみの対応だったため、オープンにしたときにパネル1枚分の引きしろが必要となりフルオープンにはならなかったが、「格納方式:折戸+出入りの方法:引戸」の追加によって、最後まで引ききったときに壁側にパネルを格納することができるようになり、フルオープンを実現したのである。
これはまさにコロナ禍でのテレワーク対応として注目の新機能で、「リビングにもう1部屋」という新しいニーズの掘り起こしに有効な武器になるのではないか。
フルオープンを実現した「コーナー納まり」
この他、「プレイス スウィング」には好評の「和紙調採光窓」に、「ハイザクラ」「アイ」「ウスクサ」の3色を追加した。同社プリーツスクリーンとの同デザインでありコーディネートも楽しめる。さらに「プレイス」でオプション対応する「シリンダー鎌錠」をより使いやすく改良、対応機種も拡充した。
ちなみに気になる施工であるが、実は非常に簡単で、現場に合わせてミリ単位でオーダーし、上レールを付け、パネルを吊り込み、下レールを付けてはめるだけである。木質系建具のような大工工事は不要のため、インテリア専門店、内装工事店でも十分に対応可能だろう。
コロナ禍の現在、住宅はもちろんのこと、オフィスや店舗関連、介護施設などでもフレキシブルに空間を仕切るニーズは拡大している。「プレイス」、「プレイス スウィング」を活用して、拡大する間仕切り需要を開拓してはどうか。
タチカワのホームページ
https://www.blind.co.jp
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