本紙紙面
2021年9月25日配信
【プロダクトナウ】マドリモ シャッター YKK AP
台風対策、遮光・断熱性能向上に有効
あらゆる「窓」に対応し需要が大幅に拡大
インテリア専門店の新しい提案商材へ
「マドリモ シャッター」室内イメージ
本紙2020年10月10日号では、インテリア専門店が提案しやすい「窓」製品として、YKK AP(株) (堀秀充社長)の「マドリモ 内窓 プラマードU」を紹介したが、今回は同じく同社の「窓」製品で、2018年9月の現行バージョンの発売以降、売上が約4倍に拡大している注目の「マドリモ シャッター」を紹介したい。
「マドリモ シャッター」施工イメージ
「マドリモ シャッター」の需要が急増している要因の1つとなっているのが台風被害の増加である。ご承知の通り、地球温暖化の影響もあり、日本全国で集中豪雨や台風の発生が頻発している。特に台風被害は深刻で、年々大型化し、さらには従来にはない経路を辿ることもあり各地に被害をもたらしている。
住宅においてもっとも甚大な台風被害といえるのが、屋根が吹き飛ばされることだろう。強風で瓦のようなものが飛ばされ、窓ガラスを破り、そこから強風が吹き込むことで屋根が吹き飛ばされているのだ。
その対策として有効なのがシャッターの設置で、窓ガラスをプロテクトすべく、後付けでシャッターを取り付けるというリフォームニーズが高まっているのだ。
現在、新築住宅(戸建)でシャッターが設置される比率は約25%程度(小窓等除く)といわれている。ストック住宅となればその比率はさらに低下する。つまりこのリフォームニーズは、非常に膨大にあると考えられるのだ。
その一方で、従来の後付けのシャッター製品は、施工条件に制約が多くあった。例えば、片側が入隅になっている窓、窓上すぐに庇がある、窓下が土間やデッキに接ししている、あるいは既存の雨戸があるといった場合では設置が難しくなっていた。
シャッターは1軒すべての窓に設置するケースが多いため、1箇所でも施工不可の窓があると、リフォーム工事そのものをあきらめてしまうことも多いという。
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