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「WANTED！」エリア

ニーズを表現したポスター

JAPANSTYLEの実演

　国内外のハイエンドなインテリア・デザイン・トレンドが結集する人気の国際見本市「インテリア ライフスタイル2017」（主催：メセゴ・メッセフランクフルト(株)）が、6月14日（水）～16日（金）の期間、東京ビッグサイト西ホールにて開催中である。

　今年は22カ国・地域から788社（国内646社／海外142社）が出展、東京オリンピック・パラリンピックの準備のため西2ホールが使用できない中で、会場レイアウトを工夫することでほぼ前年並みの出展者が集結、一方の来場者も例年通りの入り状況で、初日からかなりの盛り上がりをみせている。

　その中でも、もっとも賑わっているのがメインとなるアトリウム特別企画「WANTED！」（ウォンテッド）。「WANTED！」のコンセプトとは、出展者が商品を展示するというだけでなく、製造工場やデザイナーといったコラボレーション相手を探す、ディストリュビューター、代理店を募集する、あるいはスタッフ募集、インタビュー希望など、商品の販売以外のさまざまなニーズを「WANTED！」というポスターで表現し、来場者と出展者のマッチングを図るというもの。エリア内は、壁面や天井吊り下げなどいたるところに「WANTED！」のポスターが掲出されており、出展者のニーズがより多角的に表出したことで商談もさまざまな角度から進められるなど活発化ている。
　こうしたコンセプトということもあり、出展者も従来のような完成品の展示だけでなく、プロトタイプやイメージ展示、デザイナーによるデザイン提案といったものも多くみられ、来場者の感性次第で新しいものが生み出せるような、一味違った面白みのあるエリアになっている。

　この他の会場内も、日本の伝統デザインが集まる「JAPANSTYLE」、北欧デザインエリア「NORDIC LIFESTYLE」、最新のデザインアイテムが結集する「MOVEMENT」、ファッション雑貨エリア「ACCENT」、家具・ホームテキスタイルエリア「HOME」など、それぞれのカテゴリの特徴に合ったデザイン性の高いアイテムが展開されている。

　インテリアファブリック関連では、「WANTED！」に堀田カーペットが初出展し、ウールにこだわったオリジナルカーペットブランド「COURT」を提案、壁紙ブランド「WhO」も昨年に引き続きアトリウム企画に出展し、新しい壁紙の用途提案を行っている。またアスワンは北欧の人気ブランド「リサ・ラーソン」をラグやカーテン、小物類をトータルコーディネート提案、テシードは7月発行の輸入壁紙カタログから新デザインを展示、南村弾氏デザインのテキスタイルブランド「DANproject」はカラーやサイズを自由にオーダーできるカーペット「AU」を新提案した。そしてデンマークのブランド「クヴァドラ」は新しいカーテンのシステム提案として、カーテンレール、ブラケット、クリップ、カーテン生地のカラーを自由に組み合わせてDIYできる「レディーメイドカーテン」を日本初披露して話題となっている。

堀田カーペットのオリジナルカーペットブランド「COURT」

「WhO」壁紙の用途提案

アスワン「リサ・ラーソン」

テシード

DANProject　オーダーカーペット「AU」

クヴァドラ　自由に組み合わせてDIYできる「レディーメイドカーテン」