業界ニュース
2017年3月4日配信
「平成28年度インテリアコーディネーター資格試験」結果を発表
(公社)インテリア産業協会は、このほど「平成28年度インテリアコーディネーター資格試験」、及び「平成28年度キッチンスペシャリスト資格試験」の結果を発表した。
「平成28年度インテリアコーディネーター資格試験」の結果概要は、一次試験では「学科」科目の試験を実施、8328名が受験し2560名が合格(合格率30.7%)した。二次試験は論文・プレゼンテーション科目について、今年度一次試験に合格し二次試験の合格を目指す受験者2274名と一次試験免除措置受験者1131名の合計3405名が受験し、2055名が合格した。一次・二次試験を通じて資格取得を目指して受験した8589名に対する合格率は23.9%だった。
二次試験合格者の男女別割合は、女性が74.1%と、女性の比率の高い傾向が続いている。合格者を年齢別で見ると39歳以下が74.6%の割合で、引き続き若い世代が多数を占めている。最年少合格者は16歳、最年長合格者は69歳だった。
また同合格者の地域別割合は、関東甲信越地区が45.6%を占め、次いで関西地区の17.9%、中部地区13.2%の順で、大都市圏を含む3地区の合格者が全体の約8割近くを占めた。業種別割合では、施工(新築、リフォーム、内装関連)が39.0%、デザイン、設計が13.4%と住宅関連業種が高い割合となった。
一方「平成28年度キッチンスペシャリスト資格試験」では、総合コース1096名、学科コース192名、実技コース131名の受験申込があり、これらを科目別に整理すると、学科については、受験者数1078名、合格者数569名(合格率52.8%)、実技については、受験者数998名、合格者数443名(合格率44.4%)だった。
学科と実技を通じて資格取得対象となる受験をした人(資格取得対象受験者)は1159名で、対象の科目試験を受験した結果、合格者は417名で合格率は36.0%だった。
資格取得対象受験合格者の男女別の構成では、女性が66.2%、男性が33.8%となり、女性の比率は高いが、近年男性構成比もあがってきている。合格者を年齢別でみると39歳以下が約6割の割合で多数を占めた。最年少合格者は19歳、最年長合格者は58歳。
また同合格者の地域別割合は、関東甲信越地区が47.2%と約半分を占め、次いで、関西地区の15.6%、中部地区の13.9%の順で大都市圏を含む3地区の合格者が全体の約8割を占めた。同様に業種別割合では、キッチン関係である住設機器類(厨房・バス関連、空調、家電品等)が42.9%、次に施工(新築、リフォーム、内装関連)36.0%となっており、両業種で全体の約8割となった。
インテリア産業協会のホームページ
https://www.interior.or.jp/
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