業界ニュース
2016年5月15日配信
世界最大の見本市Drupaが日本インテリア業界に与える影響
本田代表
インテリア文化研究所の本田榮二氏は、今年5月31日(火)~6月10日(金)にドイツ・デュッセルドルフにて開催されるDrupa(国際印刷・メディア産業展)が日本のインテリア業界に及ぼす影響を発表した。
Drupaは4年ごと(次回からは3年ごと)に開催され、日本など50カ国から1800以上の企業・団体が出展、ビジター35万人という世界最大の印刷機材見本市。毎回、IT企業がイノベーションをテーマとした最新技術を発表し、インテリア業界に与える影響も年々大きくなっている。
前回のDrupa
今年のハイムでのHP社ブース
テクノセル社ブースでの日本人向けプレゼン
日本のインテリア業界でお馴染みの企業を紹介すると、HP(ヒューレッドパッカード)は広さ6200平米のホール17をすべて単独使用。日本の展示会の小間に換算すると690小間、セミナー会場を含めると8000平米(890小間)という信じられない規模になる。デジタル印刷機56台を持ち込み、230tの資材を搬入することからもHPのデジタルプリントにかける思いが伝わってくる。
これ以外にも270小間に相当する2400平米のブースで出展するコニカミノルタやミマキエンジニアリング、エプソン、沖データなどが大規模ブースを構え、インテリア業界で注目されている高速レーザープリンターのザイコン社も出展する。
インテリアに関係の深い企業では、壁紙用フリースの実績と品質で今やナンバー1と評価の高いテクノセルがホール4に出展する。フリース壁紙のシェアーは年々拡大し、今や世界の壁紙の60%前後を占めるまでなった。日本の壁紙業界は、今後、はリフォーム需要に活路を見出す以外に術はないだけに要注目である。
デジタルプリントは壁紙だけでなく、カーテン&ロールスクリーンなどの窓装飾やカーペット分野でも注目されている。3月に開催されたドモテックス上海では、デジタルプリントのカーペットが多数展示された。
本田代表は、Drupaを視察すると同時に壁紙&フリース市場の調査と壁紙メーカーのマルブルグやテクノセルなど有力企業トップとの意見交換を予定している。本田代表は「その報告セミナーを7月22日(金)午後、西新宿のLIXIL東京ショールーム・イベントホールで開催するので期待して頂きたい」と述べている。セミナーの詳細は6月上旬に発表予定。
インテリア文化研究所のホームページ
http://interior-culture.jimdo.com/
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