業界ニュース
2016年2月22日配信
OZONE セミナー「ヨーロッパ・インテリア トレンド発信」開催
セミナーの様子
リビングデザインセンターOZONEは、2月19日（金）、新宿パークタワーOZONEにて、セミナー「これが新しい！ヨーロッパ・インテリア トレンド発信」を開催、約80名が参加した。
講師を担当したのはTRENDS NAVIGATOR ZEN代表の福田行雄氏。セミナー内容のテーマは、(1)ヨーロッパ４大トレードフェア報告、(2)ドイツ住宅展示場紹介、(3)TRENDS COLOR 2016-2017予測の3テーマ。
まずテーマ1では、ハイムテキスタイルとメゾン・エ・オブジェのトレンドテーマを解説した。この2つに共通なコンセプトは「現代人はデジタルグッズに囲まれ、生活はフォーマット化されている。そうした生活ではデジタル・ストレスが蓄積されてしまう。そこでデジタルデバイスのない体験をすることでで、人間性が開放され、新しい感性、新鮮な創造力を手に入れよう」というもの。セミナーでは、ここ数年のハイムテキスタイルとメゾン・エ・オブジェでのコンセプト、展示スタイルの違いとその「動機と目的」を解説した。またドモテックスでは、市場で注目するLVT(ラミネートビニルタイル）の成長要因と鈍化傾向のロールカーペットを比較分析、将来予測、immケルンではドイツ国内の30～40歳代層に人気の北欧調デザイン「SOFT LINE」のスタイル＆カラーを紹介、さらに会場で開催したセミナー「トレンドカラー2017」も紹介し、日本国内で活用するスキル解説も行った。
続くテーマ2では、ドイツの住宅展示場を紹介した。高断熱住宅の「U値0,7W/㎡kのサッシ窓」の詳細から、ウインドウトリートメント、フローリング、ウォールの展示住宅の実例、環境保護をベースに国策として進めるパッシブハウスなどを紹介、日本の住宅市場との比較から住宅市場の現状と将来について解説した。
そしてテーマ3では、「TRENDS COLOR 2016-2017」の予測をした。トレンドとは「色柄素材」というパーツ単体で分析するのではなく、それらの「組み合わせスキル」が今のトレンドであると考える。キーコンセプトは「COORDINATE ＋」「MATERIAL MIX ／ TEXTURE MIX」組み合わせの事例を多く紹介した。
参加者アンケートでは、わかりやすく参考になる、奥が深く面白いという声が多数寄せられた。セミナー終了後は参加者とのQ&A、情報交換などで盛り上がった。
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