業界ニュース
2016年1月22日配信
「immケルン国際家具見本市2016」開催中
カリモクニュースタンダード
MUUTO
1920R
1月18日(月)~24日(日)の期間、ドイツ・ケルンにて「immケルン国際家具見本市2016」が開催中である。会場内はライフスタイルブランドを中心に華やかな展示が行われている。
日本から出展のカリモクニュースタンダードは、昨年ミラノサローネで発表したキャストールシリーズに新たに加わえたプロトタイプのソファを、より精度を高め製品として出展している。同シリーズのダイニングテーブルは昨年11月日本のIFFTでも賞を受賞するなど、フレッシュな外国デザイナーを登用したブランドの新しい顔づくりに成功している。裏面にもこだわるデリケートな仕上げと樹幹の手触りを残したウレタン塗装は、昨年多くのバイヤーに驚嘆歓迎された。今季のトレンドとも合致したニートながら手作り感を漂わせるこのテイストは、今年あちこちのブースで見受けられる。床、家具と知恵を駆使した製品はアジアのみならず欧州でも追随品が出るという状況で、中国からの出展者も今や写真を撮られないよう入念に注意しており、デザインと技術の競争となっている。
MUUTOは、昨年クリスチャン・フィシュバッハのファブリックと合わせて展示されたカラー電球照明など、モダンで若々しい工業テイストの製品で知られる。今季はトレンドのエンリッチを意識し、明るさを抑えたアットホーム感の製品が登場。居心地も良いのか、絶えず展示品に人が座る状況となっていた。
&traditionは、ダスハウスに提灯照明が採用されている。パイプを組み合わせたシステム照明も個性的で、家具と合わせ人気である。
イタリアの1920Rでは、マウイにという名の木からえぐり出したような椅子とテーブルが面白い。入口では樹脂を意匠としてそのまま残した、巨大木から切り出したテーブルのメイキング・ビデオが流され、ブース周囲には巨大な洗濯ばさみの家具?の展示。沢山の関心を惹きつけた。
ダスハウスでの今年のデザイナー・セバスチャン氏に話を聞くと、展示を作るにあたり日本がヒントとなっているとのことで、日本に滞在した時の感動を込めたという。展示はニア・ノルディスカのファブリックによりゆるく囲われた空間となっていて、これからのライフスタイルを物語っている。
(文・あみむら)
ダスハウス
デザイナー・セバスチャン氏
ニア・ノルディスカ
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