業界ニュース
2016年1月7日配信
インテリア文化研究所 ドモテックス最大の注目点はスミノエブース
ドモテックス見本市会場
スミノエのブースイメージ
インテリア文化研究所(本田榮二代表)は、1月16日(土)~19日(火)の4日間、ドイツ・ハノーバーにて開催されるフロアカバリング国際見本市「ドモテックス2016」の注目点を発表した。
今年で28回目を迎えるドモテックスは60か国から1400社が出展、ビジターは世界70か国から4万人を見込んでいる。商品群を大別すると、手織絨毯、ラグ、タフテッドカーペット、塩ビ床材、フローリング、施工道具の6ジャンルに集約できる。当然、単なる展示に留まらず、手織絨毯のコンテストや著名建築家とデザイナーの討論会、施工実演などを並行して開催し、否が応でも雰囲気を盛り上げている。
日本のインテリア関係者にとって最大の関心事は、スミノエが「資源を未来へ」のキャッチフレーズを掲げて出展(ホール6・G21)することである。近年、エコに対する関心が加速度的に高まっているだけに、世界トップクラスの再生材比率を持つ水平循環型リサイクル・タイルカーペット「ECOS」は関心を呼ぶはず。また今回は100%リサイクル繊維「エコニール」も展示すだけに反響が楽しみである。
エリアとしては最大面積の手織絨毯ホールも必見である。ここでの呼び物はホール17で開催される「Carpet Design Awards」で、英国のトップデザイナー、ミシェル・ソドー氏を中心とする委員会でジャンルごとに選出した手織絨毯を展示する。世界最高レベルの手織絨毯は目の保養には最適である。
手織絨毯のホールでは、神戸ファッションマートにショールームを構える絨毯ギャラリーが今年も出展する。「グランバリー」の名前で出展しているのでインフォメーションで確認して頂きたい。ハンブルグの倉庫からは運んできた驚くぐらい沢山の手織絨毯が積み重ねられている様は一見に値する。
この他、変形タイルカーペットが世界的に先端トレンドとして注目されているが、その先駆者的存在が1883年創業の北ドイツのハーメルンに本社を構える名門フォアベルグである。ジクソーパズルのように組み合わせることで様々な表情を見せるタイルカーペットは必見である。
自然志向は一過性ではなく世界的に定着した感がある。ホール9では「ウッドフローリングサミット」の名前を冠して寄木木材とラミネート床材企業200社が、革新的な新製品とレストランやラウンジへの応用例を展示する。出展傾向としてはラミネートビニールタイル(LVT)の出展件数が大幅に伸び、寄木木材も増加している。是非、来年は世界一のLVTメーカーの東リに出展して頂きたい。話題を呼ぶこと必然と思われる。
なおインテリア文化研究所は、床材のトレンド傾向と注目商品を徹底取材し、インテリアビジネスニュース紙で紹介すると共に、2月中旬に主催するトレンドセミナーで報告する予定である。
前回の「Carpet Design Awards」
手織絨毯のホール
フォアベルグの変形タイルカーペット
ウッドフローリングの展示
インテリア文化研究所のホームページ
http://interior-culture.jimdo.com/
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