業界ニュース
2015年11月5日配信
グリー 住まい関連の情報サイト「LIMIA」開設、サンゲツなど参画
「LIMIA」トップ画面
モバイルソーシャルゲーム事業大手のグリー(株)は、このほど住まい領域事業に特化した子会社・リミア(株)を設立し、暮らしをデザインする住まいのビジュアルプラットフォーム「LIMIA」(リミア)を、PC向け、スマートフォン向けウェブサービスとして、11月5日(木)にスタートした。
「LIMIA」とは、住まいに関する情報を求める一般ユーザーに対して、同サービスに参画する住まい関連メーカーや施工会社などの事業者や専門家が、建築デザイン、リフォーム、リノベーション、インテリア、DIYといった住まいや暮らしのさまざまな情報やアイデア、事例写真を提供するウェブサービス。さらにグリーが得意とするSNS機能を組み込んでおり、LIMIA会員になると記事投稿、フォロー、コメント、評価、問い合わせができる他、会員同士の交流も楽しむことができるなど、コミュニティー機能も充実している。一方、参画する事業者や専門家は、事例写真やアイデア記事の投稿を通じて、商品情報を訴求することができるとともに、効率的なマーケティングも可能となる。
参画する事業者、および専門家は、サービススタート時点で80職種以上約500社。インテリアファブリックス業界関連企業としては、唯一サンゲツが参画している。今後は各事業者、専門家の店舗やイベントへの集客強化につながる機能を拡充し、1年後の2016年末には1万以上の事業者、専門家の登録を目指す。
田中良和社長
サンゲツ・岸本洋和氏
なおグリーでは、「LIMIA」サービス開始に合わせて、本社内にて記者発表会を開き、「LIMIA」の概要、および同社住まい領域事業についての戦略を発表した。
同社では、モバイルソーシャルゲーム事業をメインに事業展開しているが、リアル産業のネット化というコンセプトの下、2014年度より新事業領域として住まい領域事業に進出、グループ会社のセカイエが展開するオンラインリフォームサービス「リノコ」を中心に急成長させてきた。今回の新サービス「LIMIA」は、さらに大きな枠組みで住まいに関するプラットフォームを創設し、住まい・暮らし市場を創造していくというもの。冒頭の挨拶でグリーの田中良和社長は、「グリーの強みというのは、ネットを通じた大規模マーケティング、ゲーム運営で鍛えられた分析力と運営力、そして数千万規模のプラットフォームの運営、という3点。これらを活かして、さまざまな事業者にご参加していただき、大きなプラトフォームをつくりたい」と語った。住まい事業全体で2018年6月期に売上高100億円を目指す。
さらに記者発表会では、「LIMIA」の主力参画事業者として、サンゲツ、住友不動産、東京ガスリモデリング、日比谷花壇が登壇し、「LIMIA」参画の意義や目的などを語った。その中でサンゲツのマーケティング部リフォーム事業推進室長の岸本洋和氏は「これまで難しかった一般ユーザー向けの情報発信を、『LIMIA』を通じて積極的に実施し、例えば季節に合わせて壁紙を気軽に替えていただくなど、ストック市場を活性化することで、インテリアの需要を創出したい」と意気込みを語った。
主な「LIMIA」参画事業者、専門家
グリー関係者と、主力参画事業者の担当者
「LIMIA」
http://limia.jp/
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