業界ニュース
2015年8月3日配信
本田榮二氏 「JAPANTEX」契機にテキスタイルのデジプリ化進行へ
テキスタイルのデジタルプリント化イメージ
ハイムでのエリティスブース
「JAPANTEX2015」デジタルプリントエリアのアドバイザーを務める、インテリア文化研究所の本田榮二氏は、このほど「日本でもジャパンテックスを契機にテキスタイルのデジタルプリント化が進む」という見通しを発表した。
今年1月の「ハイムテキスタイル」と「メゾン・エ・オブジェ」では、エリティスやカサマンス、サコヘスレン、クリスチャンフィッシュバッハなどのエディター勢がデジタルプリントのテキスタイルを積極的に展示した。この傾向はさらに強まることが予想され、これにタイミングを合わせるように欧州の民間調査機関Infotrends社はテキスタイルのデジタルプリント化が急速に進むという報告書を発表した。
報告書によると世界のテキスタイル市場は1兆ドルで、2018年まで毎年2~5%の成長を続けると予想。このうち印刷を施したテキスタイルの市場規模は1650億ドルと推定している。
2013年のデジタルプリントのテキスタイル市場は約60億ドルであったが、2018年までに毎年30%拡大すると予想。これにともないテキスタイル用デジタルプリントのインクなど商材も2013年に約4億ドルであったが、2018年には11億ドルへ拡大すると予測している。
なお11月の「JAPANTEX2015」デジタルプリントエリアには、日本ヒューレッドパッカードやミマキエンジニアリング、ローランドDG、エプソン販売など機器メーカーが出展を予定しているが、このうちエプソン販売はテキスタイルのデジタルプリント技術を重点的にプレゼンする予定。一方、カーテンなどを販売している国内のインテリア企業もデジタルプリントへの関心を高めている。
本田氏は、「壁紙に続いてテキスタイル分野でデジタルプリント化が進行するのは欧州の実例が示している。日本らしい繊細なデザインをデジタルプリントで表現した国産テキスタイルが本格的に登場するのも時間の問題かもしれない」としている。
インテリア文化研究所のホームページ
http://interior-culture.jimdo.com/
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