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2015年4月4日配信

リリカラ 増上寺宝物展示室に「美術館・博物館用織物壁紙」を協力

増上寺宝物展示室オープン
増上寺宝物展示室オープン

 徳川家康公によって徳川将軍家の菩提寺と定められ発展してきた、東京都港区芝公園の大本山増上寺では、徳川家康公没後400年の記念すべき年にあたり、4月2日、本堂地下1階に「宝物展示室」をオープンしたが、リリカラでは、増上寺の取組みに賛同し、「美術館・博物館用織物壁紙 LY-14621」を提供した。

 展示物の保護・保存において劣化を最小限に抑制するには、光・温度・湿度・室内の空気環境など総合的な対策が必要で、中でも、空気環境が酸性やアルカリ性になると展示物を劣化させ、退色や変色する恐れがあるが、「美術館・博物館用織物壁紙LY-14621」は、展示室の空気環境を、中性雰囲気に保つことの出来る織物壁紙である。


 ちなみに、「増上寺宝物展示室」の展示の中核は、1945年(昭和20年)に空襲で焼失するまで増上寺境内に存在し、戦前は国宝に指定されていた、2代将軍・徳川秀忠公の霊廟「台徳院殿霊廟」の10分の1サイズ模型である。同模型は、1910年(明治43年)にロンドンで開催された「日英博覧会」のため、当時の東京市が出品したもので、日本の美術工芸を結晶させた精巧なもの。博覧会後、当時の英国王ジョージ5世へ贈呈され、100年にわたりロイヤルコレクションとして所蔵されて来たが、今般、エリザベス2世女王陛下のご厚意により、増上寺へ長期貸与されることになった。また、増上寺には、同時に展示される増上寺所蔵品の「狩野一信筆《五百羅漢図》」をはじめ、美術史的にも貴重な寺宝が多くあり、今後行われる企画展の折に順次公開していく予定であるという。

公開された展示室の様子。展示ケース内に「美術館・博物館用織物壁紙」。狩野一信筆《五百羅漢図》江戸時代 増上寺蔵
公開された展示室の様子。展示ケース内に「美術館・博物館用織物壁紙」。狩野一信筆《五百羅漢図》江戸時代 増上寺蔵

「美術館・博物館用織物壁紙 LY-14621」は展示ケース内の空気環境を中世雰囲気に保つことができる。《観智国師 源誉存応肖像》増上寺蔵
「美術館・博物館用織物壁紙 LY-14621」は展示ケース内の空気環境を中世雰囲気に保つことができる。《観智国師 源誉存応肖像》増上寺蔵

「美術館・博物館用織物壁紙」詳細
http://www.lilycolor.co.jp/interior/products/wallcoverings/museum/
リリカラのホームページ
http://www.lilycolor.co.jp/

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