業界ニュース
2013年7月9日配信
IIDA 設立30周年記念イベント「NIPPON DESIGN」開催中
「NIPPON DESIGN」イベント会場
オープニングセミナー
IIDA(国際インテリアデザイン協会)日本支部では、7月4日(木)~16日(火)の期間、東京・新宿のOZONE 7Fリビングデザインギャラリーにて、設立30周年記念イベント「NIPPON DESIGN」を開催中である。
IIDAでは現在、日本的な素材や伝統技術に新たな視点を加えることで、未来の住まいのカタチやデザインの新しい姿を模索する試みとして、「これまで」と「これから」を結ぶことをテーマにした「NIPPON DESIGN」を展開している。今回の記念イベントは、その活動を具現化して展示したもので、「NIPPON DESIGN COMPETITION」、「和の意匠100選」、「The Pride of NIPPON」という3つの柱で構成されている。
「NIPPON DESIGN COMPETITION」は、襖企業団体であるFプロジェクト加盟店会と(一社)日本襖振興会の協賛・協力の下に行われた新しい和の素材を使用した居室の提案コンペティション。5月より作品募集が行われ、審査の結果、最優秀賞には細井絵理子氏の「紙風船 KAMI FUSEN ROOM」が、日本襖振興会特別賞には戸室令子氏の「居心地(IGOKOCHI)」が選ばれた。最優秀賞の「紙風船 KAMI FUSEN ROOM」については、イベントスペースに具現化展示、「包まれる優しさ」をコンセプトに、実際の襖紙と竹の骨組みを用いて「紙風船」スペースを再現するなど注目を集めている。
「和の意匠100選」は、協賛企業各社の見本帳などから「今すぐ使いたくなる紙」100をIIDAメンバーがセレクションし、「優」「涼」「侘」「粋」「雅」「地」といったカテゴリに分類するなどオリジナルの編集を実施、提案している。
そして「The Pride of NIPPON」では、日本の誇れる伝統的素材や加工技術に注目し、新しい切り口で「これからのデザイン」を提案、畳や組子とファブリックの組み合わせ、漆とガラス、あるいは漆と椅子のコラボ、左官技術とスイッチプレートの融合などを実物展示している。
また7月9日(火)には、「NIPPON DESIGN」のオープニング企画として、IIDA本部(アメリカ・シカゴ)からCEOのCheryl Durst氏を招き、「デザインの未来と、その世界的、文化的インパクト」と題したセミナーが行われた。セミナーで同氏は、日本の伝統的文化はもちろん、アニメやコスプレといったサブカルチャーが世界に大きな影響を与えていると語るとともに、世界のデザイン界の傾向として世代を超えた対応力と本物志向の高まりを指摘した。
「紙風船 KAMI FUSEN ROOM」具現化展示
「和の意匠100選」
漆を使った提案。中央が漆とシャンパングラス、右が漆塗りの椅子
組子の新提案
IIDA日本支部のホームページ
http://www.iida-japan.jp/
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